奥田鍼灸院

福井の「すりばちやいと」

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福井の「すりばちやいと」

福井の「すりばちやいと」

2024/02/21

地域のニュースに、福井の寺院でお灸を添えたすり鉢を頭に載せる、伝統の「すりばちやいと」が紹介されていました。

「すりばちやいと」は1000年以上の歴史があります。平安時代に比叡山延暦寺の座主だった元三(がんざん)大師が鯖江に滞在した際に、参拝者の頭に護摩炉をかぶせてお灸を据え、疫病を鎮めたとする言い伝えに由来するそうです。

正式には「御夢想灸」と呼ばれ、疫病に苦しむ庶民を助けようと始めた加持秘法ですが、頭にかぶる護摩炉がすりばちに似ていることから「すりばちやいと」と呼ばれています。
その後、無病息災を願ってお灸をすえる儀式として定着しました。

訪れた参拝者は、頭にかぶるだけでなく家族の写真や名前の入ったお札にも護摩炉をかぶせ、家族の健康など祈願します。

昔は頭痛などを治すとされていましたが、近頃では合格祈願や商売繁盛など様々な願いごとをしようと参拝者が訪れるようです。3月2日にも行われるそうですよ。

関西では「ほうろく灸」というのがありますが、すり鉢ではなく、こちらはお皿ですね。
温めたもぐさが置かれた「ほうろく」と呼ばれる素焼きの皿を頭にのせ、心身の健康を願います。
弘法大師・空海が広めたとされ、自律神経を整えつつ煩悩も取り払うとされているのだとか。

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