奥田鍼灸院が考える治療
当院の治療法
経絡治療と他のはり療法とはここがちがう。
一口にはりと言っても、現在多くの方法が行われています。
これらを大別すると、一般に多く行われている電気はりや中国はりに代表される物理的刺激を主体としたものと、気の調整による生命力の強化を行う伝統鍼灸に大別できます。脉診流経絡治療は、この伝統鍼灸術です。
経絡治療は痛くありません。
気の調整を行う経絡治療は、髪の毛ほどの細さの鍼を用い、多くの場合皮膚表面に触れるだけで治療が可能です。
加えて刺入する場合でも撚鍼と言う方法ではりをしますので、経絡治療のはりは全く痛くありません。
むしろ心地よい感覚が得られます。
皮膚の浅い部分は、交感神経が優位に働いており、経絡治療によるソフトな鍼施術によって、交感神経の過緊張が収まり、副交感神経の働きが高まって心身をリラックスモードに導きます。
また最近の皮膚科学では、脳の疲れを取り心を癒やす愛情ホルモンであるオキシトシンが皮膚からも分泌されていると言うことが発見され大きな注目集めています。
皮膚由来のオキシトシンは皮膚そのもののバリア機能を高め美肌と免疫力向上に働きます。
皮膚に対して施術する経絡治療には、心の疲れを取り癒やす力があるのです。
いろいろな症状に効果がある
はりと言えば、痛みやこりの治療と言うイメージが強いようですが、これは電気鍼など刺激治療が痛みこりの症状以外には効果が出しにくいことから起こる誤解です。
経絡治療では、痛みや凝りに効果があるだけでなく、内蔵疾患、自律神経のみだれ、メンタルの不調やホルモン失調、アレルギー疾患、婦人科疾患等々、幅広い症状に対して効果があり、むしろ経絡治療の真価は、このような疾患に対して発揮されると言えるでしょう。
どことなく調子が悪い、思うように身体が動かない、気分がすぐれずやる気が出ない。
病院で調べてもらっても原因がわからないような状態も自律神経のみだれが原因であり、経絡治療で改善されます。