奥田鍼灸院

胃腸の日

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12月11日、は「胃腸の日」

12月11日、は「胃腸の日」

2022/12/10

12月11日は「胃腸の日」だそうです。
「胃に(12)イイ(11)」と読む 日付の語呂合わせからだとか。
また、1年の締めくくりの師走にこの一年間を振り返り、これまで負担をかけてきた胃と腸をいたわってほしいとの願いが込められているそうです。

※ 胃腸薬の正しい使い方や、胃腸の健康管理の大切さなどをアピールする日として日本大衆薬工業協会(現:日本OTC医薬品協会)が2002年(平成14年)に制定した。

当院でも、胃腸系の悩みを訴える方が少なくありません。
胃痛・胸やけ、便秘や下痢など、ストレスや自律神経のバランスが崩れることで引き起こされる不調は様々です。

 

交感神経が過緊張状態で副交感神経が機能低下を起こしていて胃腸があまり働いていないような状態です。

脈診すると、脈は速く打つ数脈(さくみゃく)で脈管には緊張があり、腹診では、みぞおちの部分から胃にかけて

強く緊張した状態で少し押さえても痛みがみられます。


東洋医学では、このようなみぞおちのつかえを心窩満(しんかまん)と呼んでいます。

気の滞りで起こる症状です。肝は、身体の気の流れをスムーズにする働きをしていますが、ストレスなどで肝の働きが悪くなって、気の巡りが悪くなると、このような症状を起こすことが多くあります。


ストレス性の胃炎では、自律神経の乱れにより、胃が痙攣を起こしていることがあります。

現代のストレス社会では4人に1人の確率で胃がキリキリと痛む症状がみられるストレス性胃炎を発症するともいわれています。


胃では食物の消化に必要な胃酸と、胃粘膜を守る胃粘液のバランスが保たれていますが、胃酸が多くなったり胃粘液が減ったりすることで、胃を傷めて胃炎を引き起こします。
痛み止めや解熱鎮痛剤として手軽に使用しやすい、NSAIDsと呼ばれる解熱鎮 痛薬(バファリンやロキソニンなど)の常用も、胃粘液を減らす要因のひとつです。空腹時や長期服用は避けましょう。
 

腸脳相関の話は以前からしていますが、腸の運動は自律神経系がコントロールし、バランスが保たれています。
過度なストレスを感じると自律神経系のバランスが崩れ、腹痛や下痢が起こることがあります。
 

大きなストレスを認識すると大脳辺縁系のような脳の深い部分に不安や緊張といった情動が発生し、脳の中心部にある自律神経系の最高中枢である視床下部に信号が送られます。

ストレスが大きければ大きいほど、その信号が過剰に伝わり視床下部がオーバーワーク状態になってしまいます。私たちの身を守るための警報のような働きをしてくれているともいえますが、これが過常に働きすぎると自律神経系のバランスが崩れてしまい、大腸の動きもバランスを崩し下痢を起こしやすくなるのです。

 
この場合の鍼灸治療は、肝の経絡(けいらく)を整え、また消化器に関わる脾の経絡も合わせて治療することが多いです。

経絡(けいらく)治療は、鍼灸治療の中でも自律神経・ストレス・精神的な症状に強い方法です。
当院では、脉診流経絡治療を中心に「夢分流腹部打鍼術」を合わせ用いる事により、経絡と臓腑の両面から気のアンバランスを速やかに改善できるようにしています。
 
胃腸はとてもストレスに弱い臓器です。そのため、過度にストレスをかけないよう身体に優しい食事を心がけたり、

適度な運動をしたり、しっかりと休息をとることが大切です。
忙しない一年の締めくくり、忘・新年会シーズンに入る前に規則正しい生活習慣を整えて、1年頑張った胃腸を労ってあげましょう。

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