春の体調変化とライフスタイル
2018/04/02
春分の日も終わり、桜も見ごろを迎え、いよいよ春本番ですね。
春分は陰陽の気が均等な日で、この日を境に「陰気」よりも「陽気」が盛んになってゆき
夏に向かいます。
寒かった今年の冬から急激に暖かくなり、桜の開花も早くなったように
私たちの心身にも大きな影響が出ているようです。
東洋医学では、春は肝木のシーズンと言われ、草木が春になって一気に芽吹き
枝葉を伸ばすと同様、私たちの身体の陽気も、上へ上へと登りやすくなっています。
穏やかな春の日のように、陽気もゆったり上昇してくれれば良いのですが
急激な陽気の上昇は、ノボセやふらつき、めまいなどの症状を起こしやすく
精神的にも不安定になります。
急激な気温の上昇には、注意が必要です。また、気温が上昇した後に気温が下がるタイミングで
汗腺が開き気味になっているために、風邪をひきやすくなります。
この時期は、暖かくなっても下半身、特に 足首から下は冷えないよう に気を付けましょう。
食べ物では、旬のもの 苦みのある春野菜 をできるだけ口にして、春の陽気の発散を
助けるようにしましょう。
また、ノボセやふらつきを感じたら、酸味の食べ物を摂って、上に上がりすぎた陽気を
下げるようにしましょう。
気分はゆったりと、そして動作もゆったりと。
この時期は、春のおだやかな陽気に合わせるようなライフスタイルを心がけて過ごしましょう。