セルフケアの必要性
2021/02/08
コロナウイルス感染症対策として、今やテレビ番組やCMなどでも「免疫力を高める」方法や商品が多く紹介されています。中には不安や恐怖を煽るトンデモ商法も存在するので、鵜吞みにせずに、しっかりと本質を理解して冷静な判断をすることが大切です。
緊急事態宣言の延長を受けて、ここのところ自宅で出来るセルフケアの需要が増え、免疫力向上として、お灸への関心も高まってきています。お灸講座・お灸教室などへの参加人数が増えていると耳にしました。
インフルエンザウイルスやコロナウイルスのようなウイルスとの戦いには免疫力が必要です。
免疫力を高めるためにも、自分で自分の健康を管理する能力、日々の養生はとても大切なのです。
コロナウイルスを排除するという西洋医学的な考え方が主流ですが、ウイルスは変異したり強くなることさえあるかもしれず、私は完全に排除することは難しいと思います。
ウイルスとの共存を前提とした社会、いわゆる「ウィズコロナ」として生活するための工夫が求められていると考えます。
東洋医学は、健康となる自然治癒力を引き出し高めて症状を改善する医学です。病気にならない、なりにくい健やかな身体を作ることで生命力を強化していきます。
セルフケアは、治療と治療の間をつないでもらうためにも大事だと思います。
患者さんがしっかりと自分の身体に向き合い、自分の身体に興味を持つと治療効果も上がります。お灸はセルフケアのきっかけとして手軽に取り入れやすいのも良い点ですね。
経絡治療を継続して受けていると、風邪をひきにくくなります。もし風邪になっても、寝込まない程度で治まることがほとんどです。
風邪は万病の元ともいいますが、経絡治療で免疫力が向上していることは自信を持って言えます。