月の満ち欠け
2024/09/22
9月は中秋の名月ということで、月を眺めた方も結構いたのではないでしょうか。
お月見団子が有名ですが、本来は中国でお菓子の「月餅」を食べる風習からきているそうですよ。
東洋医学では月の満ち欠けが中心に考えられています。
以前に私がいた会では、月齢のカレンダーを使っていました。
月は、私たちの身体に強い影響をあたえます。
干潮や満潮などの潮の満ち引きは、月がひきおこす現象です。
海が満ちたり引いたりするように、私たちの体の中の水分も、引力の影響を受けて変化しています。
満月は収穫・吸収の時期と言われ、人の気血が旺盛となってエネルギーがピークに達し、良いものも悪いものも取り込みやすくなると言われています。
そのため水分や毒素も体に溜め込んでしまい、ボーっとなったりむくみやだるさなど身体に影響がでます。
その反対に新月の時には、人の気血が弱り筋肉が弱まると皮膚が緩んで毛穴が開きやすく、外から入ってくる風邪の侵襲を受けやすくなります。
また、女性の生理周期と月の満ち欠けは同じようなサイクルを持つため、月の満ち欠けは女性の身体に影響をあたえると言われます。女性の不調は「瘀血(おけつ)」血(けつ)の滞りが大きな原因です。
(ちなみに「満月の夜は出産が増える」といいますが、医学的な根拠はないようです。)
地球は太陽の周りを楕円軌道で回っていますね。
月も地球の周りを回っています。
新月には、太陽と月の引力が合わさるため、満潮になります。
占星術では、新月は「意識を司る太陽と、無意識を司る月が重なり合う状態」と、とらえるようです。
その太陽と月の引力で、私たちが生まれてくるタイミングで影響を受けてます。
それが九星占いやインドのマントラなどの根拠になっているそうです。