腎と足裏・メカノレセプター
2024/03/18
週末は暖かかったですね。
先週の日曜は、長居公園へ走りに行きました。天気も良かったので30名ほどの大所帯。
前回は大阪マラソン開催日で、冷たい雨の降るなかだったので、たったの3名でした。
今回は走る・歩くに肝心な、足裏に注目します。
前回、春に「苦味」が身体に良いということで、肝を補養することが大切だとお伝えしました。
これから春先になると眩暈の症状が出たり、悪化させることが多くなります。
今の季節本当に多い訴えです。これは春の時期、陽気がにわかに昂ぶるために起こります。
眩暈でも、回転性のものは肝からくることが多いですが、その他の「ふわふわ眩暈」は腎の弱りから起こっています。
実際はこのタイプの眩暈の方が多い感じです。
この場合、腎の治療とともに足裏に注意します。足裏は湧泉で腎経の始まる所でもあります。
足裏には「メカノレセプター」と言う姿勢制御にとって大事な感覚器官があります。
この働きと目の情報で姿勢バランスを取っています。
足裏の感覚がおろそかになると、ふわふわ眩暈が起こりやすいです。
治療でも足裏を触ることがありますし、セルフケアとして足裏をテニスボールのようなもので刺激することも指導します。
動作の基礎となる足底機能をしっかりさせるために、足裏を温めたり刺激することによって足裏のメカノレセプターを活性化させ、身体のバランス感覚を高めるようにしましょう。
メカノレセプターについては 以前のブログ(足底メカノレセプター) で取り上げているので、こちらもご覧ください。