『エンパス』とメンタル症状(2)
2023/05/31
前回のエンパスとメンタル症状について、補足です。
私の趣味のひとつである「ヨガ」においても傾向を見ることがあります。
『チャクラ』は目に見えませんが全身に存在し(私たちの体に合計7つあります)、目に見えないエネルギーが集まる場所といわれています。
ヨガのポーズを行うことでチャクラで詰まっているエネルギーが解放され、心身が浄化されます。
メンタル不調の場合、上部チャクラが敏感に働き過ぎていて、相対的に下部チャクラ(第1・第2チャクラ)が弱くなっています。文字通り、「地に足が着いていない状態」です。
精神を安定させるにもまた身体を安定させるにもグラウンディングが大事です。
治療においても「上実 下虚」の解消、下半身の充実を図ることが必要になります。そういう意味でも補腎は欠かせないと考えています。
以前に『浮き指』や『メカノレセプター』で書いていますが、動作の基礎となる足底機能がしっかり使えていないと、運動パフォーマンス以外にも色々と支障が出てきます。
足の指が浮いている人は、歩く時や走る時も足の指を使えていない人がほとんどです。
「何ごとも基礎や土台が大事」といわれますが、自然な状態で立位を保つだけでも基礎となる足底の感覚改善はとても大切です。足の裏には、体の傾きや地面の状況などを感知する、多数のメカノレセプターが存在します。全身のバランスを保つために大切な役割を担っています。
当院でも、メンタル不調でとても首凝りが強い状態の患者さんがおられます。
スマホゲームを長時間する生活から、頚の緊張が強く(特に第1第2頚椎後頭下筋群の過緊張)メンタル症状の直接的な原因になり得るということを示唆する例だと思います。
適度な運動は自律神経の安定には不可欠な要素です。
そしてどのような姿勢で動作しているのかが大事です。
「スマホ首」という言葉が定着していますが、不良姿勢は自律神経の乱れを起こし、メンタル症状の大きな誘因になっていると思いますので注意が必要です。