奥田鍼灸院

マラソンの冬『運動脳』

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マラソンの冬『運動脳』

マラソンの冬『運動脳』

2023/01/30

昨日は大阪国際女子マラソンでした。冬になると各地でマラソン大会が開催されます。
寒さの中、壮快な走りをみせるランナーたちには元気をもらいますよね。


わたしが読んだ本で、『運動脳』アンデシュ・ハンセン(著)、御舩由美子(翻訳) を紹介しますが、『スマホ脳』で話題になった著者です。
精神科医として活動するかたわら、テニス、サッカー、ランニングに励み、週に5日 少なくとも1回45分は運動に取り組む習慣があるのだとか。


ストレスがかかると、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。
しかし運動を習慣づけると、次第にコルチゾールがほとんど分泌されなくなり、ストレスに対する抵抗力が高まるといいます。

元々わたしたち人間は狩猟民族であり、生きていくためには運動が不可欠でした。
そのため人間は、運動すると「報酬系」と呼ばれるシステムが働き、ドーパミンが放出されて気持ちが明るくなる仕組みになっているそうです。

わたし自身、長年ランニングをしておりますが、そのおかげで身体的にも精神的にもまぁまぁ元気に過ごせてきたように思います。
また、ランニングをしている仲間の中でも、全くと言って良いほどメンタルをやられている人がいないことに気付きました。

そもそも鬱で「走ろう」と思う人はいないだろうと思っていました
ところが走ること、それ自体が抗鬱剤に勝るほどの脳に対する効果があると書かれています。

身体を動かすことが、脳のあらゆる働きに対して素晴らしい効果があることを、最新の神経科学のデータから説得力を持って述べられています。
運動で海馬の細胞も増えて大きくなるそうですよ。

ポイントは <少し心拍数が上がる程度の有酸素運動が良い> とのこと。
有酸素運動で前頭葉は大きくなるということで、 ランナーが読めば喜びそうな内容です。
筋トレやストレッチを合わせれば、脳に対しては完璧な処方になりそうです。

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