タンパク質とメンタルヘルス
2022/09/05
忙しいときには手軽に食べられる、おにぎりやパンだけの食事、という方は割と多いかと思います。
炭水化物だけの食事もたまになら良いのですが、それが日常的になるとメンタル面で不調が出やすくなってきます。
タンパク質を多く摂ることが大事、とはよくいわれますが、それは筋肉や臓器などをつくる元になるから、という理由だけではありません。
セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、グルタミン酸、GABA、グリシンなどのメンタルヘルスに関連の深い神経伝達物質は、タンパク質からつくられます。
おにぎりやパンだけなどの偏った食事が多いとタンパク質が不足し、神経伝達物質の材料が不足してしまいます。神経伝達物質は、それぞれが生理的な機能を持っていて、精神的な維持・安定にとても大事なものです。タンパク質やアミノ酸をしっかり摂らないと、体内で生成できません。
炭水化物中心の糖質を過剰に摂ることで、低血糖症状からうつ症状をおこす人が少なくないのです。
糖質を過剰摂取すると血糖値の急上昇・急下降を引き起こし、体に負担がかかるだけでなく、脳の働きをも不安定にします。集中力が途切れ、イライラしやすくなったり、急に眠気がさしたり、日常の仕事やパフォーマンスに支障をきたしたりします。
食事にタンパク質を加えるなら、ゆで卵・チーズ・ヨーグルトなどが手軽に取り入れやすく無理なく続けられます。
タンパク質は大事!と、私自身も感じていて、最近では朝にゆで卵やサラダチキンでタンパク質の補強をしています。ゆで卵は、通販で購入したスイッチひとつで3つ分作れるものを使っています。朝にタンパク質をとるとダイエットにも良いそうですよ。