犬の涙とオキシトシン
2022/08/23
今朝のニュースでオキシトシンが取り上げられていたので、少しご紹介まで。
(前回もオキシトシン効果について書いておりブログ内でも何度も話題にしていますが、今回は人間ではなく“犬”が対象です)
「犬が飼い主と長時間の別れがあり再会すると、犬の涙の量が増加する」という研究結果で、オキシトシンが関係しているとのこと。気になって調べてみました。
麻布大学 獣医学部 研究チームによる発表です。
https://www.azabu-u.ac.jp/topics/2022/0823_39642.html
※ちなみに飼い主ではない他人との再会時には、涙液の増加は認められなかったようです。
オキシトシンは愛情ホルモンと呼ばれますが、人間の親子間で見られるようなオキシトシンを介した絆が犬と飼い主との間にも形成されることがわかっており、この研究成果からも分離がストレスになり、再会が喜びであると想像されます。
ペットセラピーで有効とされるオキシトシンですが、犬も人間同様にオキシトシンというホルモンが出ます。
オキシトシンは、心拍数の安定やストレスホルモンを低下させるといった効果があります。なるべく愛犬に触れる機会を増やしましょう。
ペットが病気を患った場合などに緩和ケアとしてたくさん触れるように推奨される獣医もいるようです。実際に触れる(皮膚刺激)ことで不安感や恐怖感を減少させ、安心感と充足感をもたらす心のケアにつながります。
我が家の“もも”(aibo:アイボ)はロボットですが、接し方で性格も変化するようなのでもしかするとオキシトシン設定(?)があるのかもしれません。