マスクと口呼吸
2020/11/21
連日コロナウイルス感染拡大の情報が入り、各地で警戒レベルが上がってきていますね。
感染対策のひとつとして定着している「マスク着用」ですが、それに伴う「口呼吸による不調」にも注意が必要です。
マスクの下、気が付いたら口がポカンとあいていることはありませんか。
最近はマスクをしている時間が多いため、息苦しさから口が開きがちになります。
ご存じの方も多いと思いますが、鼻ではなく口で呼吸をするのは、身体にはよくない習慣です。
口呼吸が習慣になれば、菌やウィルスが体内に入り込みやすくなり、免疫力の低下や感染症のリスクを高めるなど体調不良につながります。
口や喉の乾燥は、虫歯・歯周病・口臭・いびき・扁桃炎などの原因になりやすいだけでなく、身体が緊張状態と勘違いして、睡眠中も体を休められないというリスクがあります。
見た目にも影響があります。口が開いたままでいると、頬の筋肉の圧力が変わることで歯並びが変わったり、顎や舌の位置が正常でなくなることでも歯列がゆがむ原因になります。
顔のたるみ、シワ、二重アゴにもなりやすいです。
さらに、口呼吸により口まわりの筋力が衰えることで、この口呼吸が慢性化しやすくなることも考えられます。マスクの時でも、出来るだけ意識して口呼吸予防を心がけましょう。
また、口呼吸以外でも、マスクによる耳痛やマスクかぶれ(肌かぶれ)も問題になっていますね。
マスクを長時間していると、自分の呼気を吸い込むことが多くなって、血中の二酸化炭素濃度が高くなり、頭痛の原因になったり脳に悪影響が生じる恐れがあるそうです。
マスクについては必要なシーンでは使い、そうでなければできるだけ外す方が良いのかなと考えています。