台風、「気象病」と自律神経
2018/08/22
昨今、ゲリラ豪雨や大雨など異常気象が多いですが、夏台風も増えてきましたね。
今週もまた台風が接近しているようで、自然災害・気象情報には気が抜けない今日この頃です。
ところで、台風が近づくと、めまいや頭痛、関節痛、手足のしびれなどを発症したり、症状が悪化することはありませんか?
その不調は「天気痛」や「気象病」などといわれ、近年認知されつつあります。
天気と人間の健康には密接な関係がある、と昔から言われていますが、気象の変化と病気が関係していることを証明した研究も数多く発表されております。なかには「気象病外来」を設けている病院もあるそうです。
症状は様々で、「天気が悪いと古傷がうずく」といった天気痛のほか、メニエール病、喘息、めまい症、うつ病、頭痛、腰痛、肩こり、神経痛、関節炎、リウマチ、蕁麻疹、吐き気など。
心臓発作や脳卒中のきっかけになり生命にかかわる場合もあります。
気象の変化が影響する病気には、
《気象の変化が直接、身体に影響して病気になったり、持病が悪化したりすもの》と
《気象の変化によって、病気の原因となる細菌やウイルスが増加して、病気になるもの》
があります。
前者を「気象病」、後者は特定の季節に起きやすいインフルエンザや花粉症などの「季節病」とよび分けます。
気象病は、気温の低下や寒冷前線の通過、低気圧の接近による気圧の急激な低下、など短時間での様々な気象の変化によって起きます。
人体そのものが、気圧の変化により膨張・収縮しており、肺や血管なども影響を受けます。これらはストレスとして自律神経に作用し、気象病を招くのです。 気圧の低下に自律神経は大きく影響を受けており、近年そのメカニズムが分かってきました。
私たちは気圧の変化を、耳の奥にある内耳で感じています。
鍼灸治療では、
このような治療を続けることによって、自律神経の整った、