マーガレット
2024/05/15
写真は当院の花壇です。
マーガレットが、キレイに咲いてくれました。
マーガレットといえば、「都市文化と東洋医学」という本の著者、英国生まれのマーガレット・ロック女史がおられます。
「都市文化と東洋医学」
マーガレット ロック (著)、 中川 米造 (翻訳)
出版社 : 思文閣出版 (1990/11/1)
発売日 : 1990/11/1
この本のことは、”マーガレット”で検索した際に初めて知りました。
著者は医療人類学【健康と病気に関する、文化的および社会的現象を研究対象とする人類学研究】の第一人者であり、認知症や更年期など執筆されています。
1964年 東京オリンピックの頃に来日され、京都大学や聖路加看護大学で教壇に立たれたそうです。
前述の書籍は、京都市内を中心に日本の伝統医学である漢方・鍼灸・指圧・あんまマッサージなどの東洋医学の実践がどのような形態と内容によって行われているか、さらに東洋医学と西洋医学との関連や背景がいかなるものかを、 約1年以上のフィールドワークをもとに文化人類学的手法でまとめた著書ということです。
伝統医学についても、基本となる陰陽五行やその運用、脈診、腹診など専門家レベルの知識をもち、文化的・社会的な視角からその実態と内容を明かし“人間にとっての医療”を問う、国内外問わず評価の高い好著のようで、一度読んでみたいなぁと思っています。