春に苦味が身体に良ろし
2024/03/09
ひな祭りを迎え、桃の花ももうすぐですね。
そういえば、大河ドラマで話題の源氏物語にも登場する「流し雛」は、ひな祭りの原点だそうです。
大河ドラマの「光る君へ」は大ハマリしていて、毎週楽しみにしています
春の気配を感じるものとして、山菜に筍に菜の花などが食卓に出てくると実感します。早春にいち早く芽を出すフキノトウ、たらの芽、わらびにぜんまい、ウドなんかもいいですね。
いまは野生のものを探しに行かなくとも、道の駅やスーパーなどで様々な山菜が手に入ります。
春は五行の肝木の季節。肝の経絡が変動しやすい時期です。
寒かった冬から暖かくなり、肝気が昂ぶると心身にもいろんな影響が出やすく要注意です。
イライラや慢性的な倦怠感、また肝はホルモンバランスと関係が深いため更年期症状や生理不順、お肌の調子も乱れがちです。
東洋医学では春は肝を補養することが大切といいます。
「めまい」は良く扱う症状です。
経絡治療が奏効します。肝経あるいは腎経の経絡の調整をします。
これから春先になるとめまい症状を発症したり、悪化させることが多くなります。
これは春の時期、陽気がにわかに昂ぶるために起こります。
気が上にあがっている、カリカリ・イライラしているような状態ですと苦味が吉、です。
春野菜や野草山菜には独特の香りとほろ苦さがありますが、この苦みや"えぐみ"こそが、身体にとても良いのです。
天然の苦味や辛味が冬の間に縮こまっていた身体に刺激を与えて目覚めさせ、活動的にしてくれるといいます。
上にあがりすぎた陽気を下げてくれます。この時期、ぜひ味わいたいものです。