どんど焼き 煙の効用
2024/01/17
1月15日は小正月。
関西地方では「左義長(さぎちょう)」などとも云われますが、「とんど(どんど)祭」「とんど(どんど)焼き」などと呼ばれることが多いかと思います。
(詳しくは以前【小正月・どんど焼き】の話を書いたので、そちらもご覧いただければ)
昔は旧暦の1月15日を正月としていたなごりで、元日の「大正月」に対し、1月15日を「小正月」と呼ぶようになりました。
どんど焼きの煙に乗って年神様がお帰りになるといわれており、これで正月行事も終わるので「正月事じまい」と呼ばれます。
この火で焼いた餅を食べると無病息災に、煙にあたると健康に、燃やした書初めの火が高く上がると字が上達するなどとといわれています。
煙といえば、ちょうど鍼灸学校の学生と話をしていて、灸の煙の話をしてたところなんですよ。
お灸でも「煙でお肌がスベスベになる」という声を聞くことがあります。
いまやセルフケアとして、火を使わないタイプや煙のでないタイプのお灸も販売されていますが、煙の効用も(香りにリラックスするなど)あるかと思いますので、自分に合った商品を試してみるとよいですね。
今は冬土用にあたります。(冬土用は立春の前日、つまり節分までの18日間です)
冬土用に限らず、土用は季節の変わり目に当たることから心身の不調が起こりやすいとされています。
大寒を迎えてちょうど寒さがピークとなる時期のため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。日ごろの疲れを解消するタイミングと考えて、ゆっくりと温かいお灸でリラックスしながら過ごしてはいかがでしょうか。