神無月
2022/11/02
ハロウィンも過ぎて、11月。霜月ですね。
先月10月は神無月。
神無月の「無」を「の」と解釈し、もともとは「神の月」だったようです。
古代では【の=な】で、神な月(かむなづき)だったと考えられています。
諸説ありますが、6月の水無月=水の月、も同様に考えられています。
なぜ神の月かというと、神聖な五穀を収穫し、神々にささげて感謝する大事な季節だったからです。
たしかに、新米や新酒、栗や芋など、穀物の恵み豊かな時期ですよね。
「神が不在」と解釈する説があるのは、10月は全国の八百万の神様が、出雲大社(島根県出雲市)へ会議に出かけてしまうと考えられてのことです。
神様が出かけてしまう地域では神様がいないので「神無月」。
反対に、出雲では神様がたくさんいらっしゃるので「神在月」。
10月は島根県以外には神様は不在なのかというと、そうではないようです。
全ての神様が出雲に出かけてしまうのではなく、ちゃんと留守番をしてくれる神様がいます。
「恵比須神」(えびすしん)、「金毘羅神」(こんぴらしん)、「竈神」(かまどしん)、「道祖神」(どうそじん)などが代表的な神様です。
留守神様を祭るために、10月に「恵比須講」(えびすこう)を行う地方もあります。
神々が集う時期だと思うと、なんだか厳かに感じますね。
個人的には、いま易経を勉強しているので古代の考え方にとても興味があります。
東洋医学を学ぶ上でも、易経の知識は役に立ちます。またブログでも、わかりやすいものを紹介しますね。