ストレス緩和タッピング
2022/10/03
私の趣味のひとつに落語がありますが、三遊亭円楽さんが亡くなられたのは悲しいニュースでした。
続けてアントニオ猪木さんの訃報もあったりと、なにやら秋寂し…という思いです。
最近読んだ図書にタッピングがありましたが、日頃のストレスや不安感が軽減される効果が期待されます。
タッピングは私もよく使用する手技です。刺さない鍼〈てい鍼〉でも、中指と示指の指腹でもできるので簡単です。患者さんに教えてセルフケアにも応用できます。
手指の腹の部分で頭部や顔面部、または手足や背中などを極軽い力でリズミカルに触れてゆきます。これによって自律神経が整えられ、不安感や動悸、息苦しさなど緊張を取るのに即効性があります。
このタッピングの方法は、経絡治療の施術と通じる所が多くあります。
ほぼ皮膚に触れるだけの軽微な施術を散鍼(さんしん)と呼んでいますが、これがタッピングと同様の効果を心身に与えると考えられます。
軽く皮膚を好打することで気滞を取るようなつもりでやると良いです。
ポリベーガル理論的には、腹側迷走神経複合体を元気にして、交感神経の高ぶりを下げる手技になります。