鍼灸における美容とアンチエイジング(2)
2022/05/16
前回に引き続き、鍼灸における美容とアンチエイジングがテーマです。
日本を代表する化粧品メーカーの資生堂は、マサチューセッツ総合病院皮膚科学研究所(CBRC)との共同研究により、肌に軽い刺激を与えることで、肌内部のオキシトシン分泌が増加することを発見しました。
オキシトシンは愛情ホルモンとも呼ばれて、私たちの心身にとって大きな健康効果をもたらします。主に脳下垂体から分泌されるホルモンですが、皮膚に対する心地よい刺激によって皮膚からも分泌されることがわかり、この皮膚由来のオキシトシンには皮膚そのものの再生を促す働きがあるのです。
メンタル鍼灸では全身の皮膚に極軽微な鍼施術をしますが、これにも大きな美容効果があります。
経絡治療によるメンタル鍼灸で、副交感神経である腹側迷走神経が活発に働くようになると、身体も心も良好な状態になり、顔の表情は穏やかで豊かになり、声が通って韻律に富んだ抑揚の効いた話し方ができるようになります。
真の意味での、美容とアンチエイジングを目指しましょう。