奥田鍼灸院

ポリヴェーガル理論[6]

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ポリヴェーガル理論[6]

ポリヴェーガル理論[6]

2022/04/04

◆ポリヴェーガル理論の基本◆

ポリヴェーガル理論は新しい自律神経のとらえ方で
①交感神経
②副交感神経系(背側迷走神経)
③副交感神経系(腹側迷走神経)
の三つの神経系があると考え

生体に対して外的あるいはストレスが加えられると、それぞれが防衛システムとして働き
③副交感神経系(腹側迷走神経) → ①交感神経 → ②副交感神経系(背側迷走神経)
の段階で、無意識に身体がそのストレスの程度を察知して、自動的に切り替わってゆく

ニューロセプション
〈安全〉    ③副交感神経系(腹側迷走神経) 健康 社会的交流
↓        ↓              ↓
〈危険〉    ①交感神経           闘争・逃走
↓        ↓              ↓
〈生命の危機〉 ②副交感神経系(背側迷走神経) シャットダウン 偽死 凍りつき反応
 




防御システムとしての自律神経系では、【可動化】と【不動化】の二つの戦略が使われます。
ストレスが心身に加わると、最初は有髄の腹側迷走神経複合体:③副交感神経系(腹側迷走神経)が対応します。

この状態では思考もゆったりしていて感情も安定し、身体にも不快な事は起きていません。
しかしストレスが強かったり、また長時間のストレス状態になると、腹側迷走神経複合体では防御できなくなってきます。自律神経系が無意識に心身に対する危険を感知している状態です。

防衛反応が発動すると、腹側迷走神経複合体の抑制が弱まり、①交感神経系が活性化して可動化の状態になります。

【可動化】とは身体が動くことを可能にするもので、ストレスに対して危険を感じると「戦う(闘争)」か「逃げる(逃走)」かを選択して状況に対応しようと、生理的な状態に移行したことを意味しています。

さらにストレスが強く危険に対処する可動化でも対応できなくなると、生命の維持が困難と判断して【不動化】の状態に移行します。
これには最も原始的な無髄の②副交感神経系(背側迷走神経)が担当します。
不動化では最終的に心身がシャットダウンの状態に陥ります。

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