林檎(リンゴ)と自律神経
2019/11/22
紅葉真っ盛りですね。今年は急に秋がやってきたような感じです。
しかし、暦の上では立冬を迎えています。既に冬なんですね。
さて、今回はこの時期の旬の食べ物である「林檎(リンゴ)」を取り上げてみたいと思います。
身体に良いフルーツの代表である林檎。
諺に「1日1個の林檎は医者を遠ざける」というぐらいです。
風邪で寝込んだときに、すりおろし林檎を食べるということもありますね。
ちなみにその理由は、林檎の栄養成分が、総コレステロールとLDLの低下を助けるほか、脳卒中や高血圧、多くの心疾患リスク要因を減らせるとする研究があることから、いわれています。
そして、自律神経にも大変良い効果があります。
林檎は、ストレスの原因である自律神経の乱れを正常に戻し、また自律神経の変化から来る病気や疲労をスムーズに取り除きます。
また、美しい肌を作るのに必要ないろいろな効果を発揮し、体内から美しさを維持してくれます。
体内の不要なものや老廃物を体外に排出するデトックス効果が有り、特にお通じにはよく効きます。
食べ方としては、《リンゴヨーグルト》がオススメです。
林檎には、水溶性食物繊維のペクチンが豊富に含まれています。解毒作用の強いペクチンの働きによる整腸作用はもちろん、「乳酸菌のエサ」として活性化する働きもします。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内環境を整える働きがあるのはよく知られていますが、ヨーグルトと、ペクチンを含むりんごの組み合わせは、腸内環境にはダブルの効果があるといえます。
腸内環境は、身体・健康面だけでなく、精神面にも影響を与えます。特に成長期の子どもにとって、興奮・覚醒に関わる交感神経と、眠りやリラックスに関わる副交感神経の両系統からなる自律神経のバランスを整えることは重要です。
腸内環境は、この自律神経と関連しているといわれますので、バランスのよい食事で腸内環境を整えることは、メンタルの安定につながるでしょう。
また、肌の状態と腸内環境も深い関わりがあります。腸は必要な栄養を吸収し、老廃物を排出する器官ですが、便秘とはこのサイクルが上手く回らず不安定になっている状態になります。
林檎に含まれる食物繊維により便のカサが増し、腸の運動が活発になって便通の改善が期待できます。