アドラー心理学
2014/10/29
「嫌われる勇気」
岸見 一郎 , 古賀 史健 著
タイトルがちょっと斬新だったので読んでみました。
久々に良い本に出会えたなぁと思える一冊です。
哲人と青年との対話形式で、アドラー心理学の考えを説いて行くのですが、シンプル
な中に、とても深い気付きがあります。
これまで持ってきた価値観とか人生観、幸福感を根底から揺さぶられるような力のあ
る内容です。
アドラーはギリシャ哲学の流れを受け継いでいそうですが、人生を連続する刹那とし
てとらえて、今ここに集中して生きることを説いているところなどは、禅にも通じる
東洋的なものも感じられました。
人にとっての幸福とは、他者に対する貢献感であると喝破している所など、ほんとシ
ンプルでありながら深いです。