肝木の季節
2012/03/08
3月に入って、もう1週間が過ぎました。
前に余寒ということを書きましたが、月が変わって、かなり春めいてきていますね。
近年の気候の変化は、何とも急な変わり様をします。
暖かくなってきた今は、要注意の時期です。
徐々に春になってくれれば良いのですが、昨日までは真冬、そして今日は5月の陽気
ということが起こりえます。
私たちの身体の方は、そんな急な変化にはなかなかついて行くのが大変です。
東洋医学では、春の季節を「肝木の気が旺盛になる季節」としています。
この肝木は、身体の気を上に上げるように働きます。
その働きが過常になると、気が上がりすぎて血圧が高くなったり、めまいを起こした
りと、いろいろな症状を引き起こしやすくなります。
また、肝木は、筋肉との関わりが大きく、ギックリ腰なども起こしやすくなります。
ですから、この時期、肝木の気におとなしくしてもらうように養生する必要がありま
す。
足の冷えやすい人は、足先を暖めることも、一つの方法です。
精神面では、いらいらせずにゆったりとのんびりかまえるのが良いです。