自律神経失調症と鍼灸
2010/06/29
東洋はり医学会大阪支部会6月が終わりました。
もう今年も半分折り返しの時期になりました。
午前の2時限目では、私の担当で自律神経失調症についてお話させていただきました
。
この自律神経失調症と言う名前は、バスケットネームのようなもので、その個々の症
状や身体の状態は、本当に千差万別です。
肉体的な面に多くの訴えがあるもの、また精神的な面に集中するものなど、お一人お
一人全部違っています。
経絡治療では、この自律神経失調症に対して有効なことが多く、経絡治療の本領発揮
と言えると考えています。
発表では、この自律神経の働きと、東洋医学の気、陰陽とのの関わりについて、症例
を元にしてお話ししました。
東洋医学は、場の医学、空間の医学と言えます。
自律神経も、身体の左右上下の空間的な関係において、優位性が認められ、私たちの
経絡治療は、その空間的な優位性を利用して、診断し治療しています。
この点についての、さらなる研究と臨床実践が、これからより必要であると思います
。
7月支部会は、本部指導者研修会参加のためお休みになります。
次回は、8月22日第4日曜です。