うつ病と首こり
2017/03/13
うつ病には首のこりが大きく影響していることが多いです。
これを首うつとか頚筋性うつと呼んでいますが、実際うつ症状を訴えて来院されてい
る方の首はとてもこっている場合がほとんどです。
経絡治療の全身調整とともに、この首のがんこなこりを取るように治療して行くと治
療効果が上がり、うつ症状が無くなって行くにつれて首のこりも軽くなって行きます。
デスクワークでのパソコン作業やスマホの操作は、目線を下げた猫背姿勢です。これ
は5キロから7キロあると言われている頭の重みを首の上の部分だけで支えている首
にとってはとても悪い状態です。
この姿勢を長時間続けていると、重みのストレスが後頭部から頸椎の上部に集中して
がんこな首こりを起こします。
自律神経は後頭骨と頸椎の接合部に集中していて、この部分がこりで圧迫されたり血
液の循環障害を起こすと、自律神経がみだれ、その影響でうつやパニックしょうがい
などの症状を引き起こす可能性があります。
うつ病の原因がすべて首こりにあるとは言えませんが、大きく影響を与えていること
は確かだと思います。
昨今の首にストレスをかけ続けるようなライフスタイルには要注意です。