耳鳴りと呼吸
2016/01/18
耳鳴りは、軽いものから重症で日常生活に支障を感じるものまで様々です。
この中で、耳鳴りの程度が強くなったり軽くなったりする場合や疲れやストレスで耳
鳴りが強く感じられるものは、自律神経のみだれが関係しています。
自律神経の交感神経が緊張すると、頚や肩のこりも強くなりますし、耳鳴りも大きく
なるものです。
このようなときには呼吸も浅く速くなっています。
腹式呼吸で交感神経緊張の状態から、リラックスの副交感神経優位の状態にすれば、
耳鳴りも小さく治まってきます。
座って行う腹式呼吸。
背筋をまっすぐに立てます。
このとき骨盤が立っていて、おへその下の部分・丹田に意識を持って行くのがポイン
トです。
顎は少し引き気味にして肩の力を抜きます。
鼻から息をゆっくりと吐きます。
息を吐きながら、下腹部の丹田の部分が緊張して背中の方へ近づくような感じがでれ
ば良いです。
吐ききったら、そのままお腹の力を抜いて、今度は鼻からゆっくり息を吸います。
吸うときは、あまり意識して吸うのではなくて、力を抜きさえすれば自然に息は胸に
入ってゆきます。
このとき下腹部の丹田も緩んでふくれてきます。
息を吐くときは、とくにゆっくり嘔きます。できれば吸う息1に対して吐く息2の時
間で行えば理想的です。
このような腹式呼吸をゆっくり繰り返すことで、交感神経優位の状態から副交感神経
優位の状態にスイッチが入って、リラックスモードになって、耳鳴りも軽く治まって
ゆきます。