握力と心臓病リスク
2015/05/17
握力の低下が、心臓量のリスクや早死にのリスクの有力な指標になるという研究結果
が発表されています。
手を握りしめる力の低下が、最高血圧のそれよりも健康度を知るための有力な手がか
りになるというもので興味深いですね。
東洋医学の経絡経筋の観点から見ると、筋力の低下は即内臓の働きの低下につながる
ということは明白で、2000年以上前からそのように身体を見てきた先人の知恵に
はいつもながら敬服させられます。
手のひら側には、心臓と肺臓につながる経絡が流れており、それらは前胸部や肋骨の
筋肉に分布しており、
手の甲の側には、頚や背中腰の筋肉につながる経絡が流れていて、呼吸や心臓の働き
に大きく関わっています。
今回の研究結果から一歩進めて、握力の低下を防ぎ強化してやることで、心臓病や脳
卒中のリスクを減らし健康を増進できる可能性は大いにあると思われます。
また老化は下半身からといわれるように、若さを保つためには腰脚の筋力アップは欠
かせないと思います。
これも東洋医学の先天のパワーの源である腎臓を強化するということからも肯けるこ
とでしょう。
私のお勧めは、朝15分程度、ごく軽くストレッチを兼ねたような筋トレを習慣にす
ることです。
ゴムバンドを使えば無理なく安全に筋トレができて一日爽快に過ごせます。