2軸走行
2013/06/03
昨日は、月に一度の鴨川でのマラソン練習会に参加してきました。
伴走してくださったのは、長崎にお住まいのIさん、長崎とご家族のいる京都を行っ
たり来たりの生活だそうです。
Iさんは64歳、とても軽やかな走りで、ウルトラマラソンの猛者。
先日も長崎で行われた170キロのウルトラマラソンに参加されたそうです。
楽しくおしゃべりしながら、いつものコースの鴨川沿いを往復15キロ走ってきまし
た。
梅雨入りから、まとまった雨がなく、鴨川の水はだいぶ少なくなっていました。
雨は、これからかもしれませんね。
今ランニングの練習でいろいろと試していることがあります。
それは、いかにして省エネで疲れなく走ることができるのかと言うことです。
速く走ることよりも、今はどうしたら楽に走ることができるかが興味ある点です。
で昨日は2軸走行を試みました。
普通イメージされるのが、腰椎を軸にして、左右の足を進める走り方で、これを1軸
走行と言うんだそうです。
この時は、腕を大きく振って、肩胛骨つまり上半身の捻りの力を骨盤つまり下半身に
伝えて、前進で走る感じになります。
これに対して、2軸走行では、できるだけ身体を捻ることなく、左右の足をそれぞれ
の別個の軸として足を進めてゆく走り方になります。
この時、腕はあまり振らず、身体の前で、バランスをとる程度の使い方にします。
野口三千三先生の野口体操では、重力つまり身体の重みを利用する体の使い方を重視
されていますが、まさしくこの2軸走行が身体の重みを利用した走りじゃないのかな
と思いました。
できるだけ身体の緊張をとって、体を重みのままにまかせることで、地面から自分の
体重に見合っただけの力がもらえると言う感じです。
重みが走る力になってくれれば、ほんと省エネ走行になりそうです。
実際、どれだけ2軸でうまく走れたかはわかりませんが、けっこう軽く最後まで疲れ
を感じることなく走れました。
翌日の筋疲労の程度もとても軽いです。
この走り方は、なんば”と言って日本人が本来身につけていた身体の使い方だそうで
す。