打鍼術とセロトニン
2012/05/13
「セロトニン脳」健康法―呼吸、日光、タッピング・タッチの驚くべき効果」
有田 秀穂、 中川 一郎 共著
セロトニンは、脳内ホルモンです。その働きは多岐にわたりますが、感情のコントロ
ールや睡眠リズムの調整などに大きな働きをしています。
本書は、そのセロトニンの働きとそのセロトニンを増やすための具体的な方法が書か
れています。
詳しくは著書をお読みくださればト思います。
ココデ私が興味を持ったのがタッピングタッチデス。コレハ身体にリズミカルナ接触
ヲ施すコトデ、不安感を取り除き、感情を安定させテセロトニンヲ活性化スルコトガ
デキル技法デ、心理学者の中川一郎先生が考案されたモノデス。
このタッピングタッチと、鍼灸の夢分流打鍼術の間には多くの共通点を感じます。
打鍼術と言うのは、日本古流ノ鍼術で主に腹壁ノ緊張部分に、打診にヨルシンドウ刺
激を与えて、お腹全体の気のバランスヲ整えてゆきます。
内臓疾患に対して有効であるばかりでなく、精神的な症状に対しても有効です。
温故知新と言うべきか、夢分流打診術にタッピングタッチと同じ働きがあるとすれば
、打鍼によってセロトニンの量が増えて、セロトニン神経が活性化していることにな
りますね。
そう考えると、古人の知恵の深さに、またまた脱帽です。