考えると言うこと
2010/08/29
小林秀雄先生の講演から。
考えると言うことについて語られている箇所が面白いです。
本居宣長の言葉からですが、考えると言うことは迎えると言う意味を持っており、迎
えるとは身を交わると言うこと。
対象を頭で分析することではなくて、対象に対して、身体を以て交わることが、考え
ると言う本来の意味だそうです。
大和言葉なんでしょうか?興味深いですね。
現代では、考えるイコール頭(理性)になると思いますが、そこに身体が関わって、
身体で交わり体感することが考えることなんですね。
身体で考える…とっても示唆的ですし、東洋的です。