美容とアンチエイジング

経絡治療を受けられると、けっこう多くの人が肌の状態が以前より良くなったと気づかれます。
これは自律神経のみだれが整って行くと、全身の血流が改善される事によって肌の状態も良くなるからです。
自律神経は年齢を重ねて行くと、交感神経の働きはそれほど低下しませんが、副交感神経の働きは年齢とともに低下して行きます。
男性では30歳、女性では40歳頃から年々その働きは低下して行きます。
肌にもその状態は現れ、肌荒れや乾燥肌シミなどの状態を引き起こします。
つまり何も対処しなければ、年齢とともに交感神経過緊張傾向になり、全身の血流は悪くなりふけてゆきます。

経絡治療は特に副交感神経の働きを活発にする治療法です。
定期的に治療をしていると同じ年齢の人よりも若々しく見られると言う方が多いのはそのためです。
これは外見だけにとどまらず内臓の働きそして精神面でも同様で、健美の状態にいると言えるでしょう。
このように全身を良好な状態にした上で頚肩部と顔面にも施術します。
当院では刺さない鍼（接触鍼）を用いて施術しますので痛みや鍼による内出血の心配は全くありません。

近年、顔の接触刺激によってセロトニンの分泌が促進され、加えて前頭葉の血流も活発になることがわかってきました。
美容目的以外でもメンタルケアの観点から顔の施術は積極的に行っています。
また頚肩部ではリンパの流れを意識した施術方法を取り入れており、リンパケアの美容効果も出るようになっています。
メンタル鍼灸では全身の皮膚に極軽微な鍼施術をしますが、これにも大きな美容効果があります。
資生堂は、マサチューセッツ総合病院皮膚科学研究所（CBRC）との共同研究により、肌に軽い刺激を与えることで、肌内部のオキシトシン分泌が増加することを発見しました。オキシトシンは愛情ホルモンとも呼ばれて、私たちの心身にとって大きな健康効果をもたらします。
主に脳下垂体から分泌されるホルモンですが、皮膚に対する心地よい刺激によって皮膚からも分泌されることがわかり、この皮膚由来オキシトシンには皮膚そのものの再生を促す働きがあるのです。
経絡治療によるメンタル鍼灸で副交感神経である腹側迷走神経が活発に働くようになると身体も心も良好な状態になり顔の表情も穏やかで豊になり声も通り韻律に富んだ話し方ができるようになります。
真の意味での美容とアンチエイジングを目指しましょう。