ゴム紐症候群とヒモトレ
2026/06/04
この間「ゴム紐症候群」について書きましたが、以前にひもを使って腰痛などの治療をするというのがありましたね。いわゆる「ヒモトレ」です。
「ヒモトレ」とは、バランストレーナーの小関氏が考案した、 ゴムのような伸縮性のない「ヒモ」を 身体の関節や胴体にゆるく巻くだけで、締め付けずに筋肉や脳の感覚を刺激し、 人間が本来持っている身体のバランスやバランス能力を引き出すメソッドです。
「ヒモトレ」と「ゴム紐症候群」は、身体の締め付けがもたらす影響やアプローチという点では似ていますが、実は対極の関係にあります。
ゴム紐症候群は「ゴムの締め付けによる弊害」を指摘し、締め付けないことを推奨しています。
一方、ヒモトレは「伸縮しない紐を巻くことで、身体の協調運動を促す」という効果を狙います。
身体の過度な締め付けを避けつつ、紐を適切に活用して感覚器を刺激する「脱ゴム」と「ヒモトレ」は、身体の緊張をゆるめるセルフケアとしてセットで語られることが多い理論です。
考えると、「たすきがけ」や「はちまき」「帯」「ふんどし」など、日本古来のヒモトレは色々ありますね。
たすきがけをすると、自然に背すじが伸びて動きやすくなります。
背中や肩にひもが触れることで、体の連動性が高まるのはヒモトレと同じ効果ですね。
はちまきも同様に、前傾しがちな頭部の位置がリセットされ、首や肩の凝りが軽くなるようです。ひもの感触で、頭の位置を体が感知しやすくなると考えられています。
パソコン作業や読書などのうつむき姿勢が続くときに良いかもしれません。
コツは極力緩く巻くことだそうで「ひもを肌に触れさせる」と捉えるのがポイント、とのこと。
ただ、日常生活に取り入れるのはなかなか難しい部分があります。
肌に優しい締め付けのない服を選ぶ、下着はゴムが直接肌に当たらないものを選ぶ、など身の回りのアイテムから替えてみるのはいかがでしょうか。

