奥田鍼灸院

迷走神経刺激と鍼灸

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大阪府守口市八雲東町2丁目41-4
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迷走神経刺激と鍼灸

迷走神経刺激と鍼灸

― ポリヴェーガル理論にもとづく、自律神経を整える治療 ―

迷走神経は、脳と身体をつなぐ最大の神経で、
その80〜90%が"身体 → 脳へ"情報を送る求心性線維でできています。

つまり、身体の状態がそのまま心の状態をつくるということです。
奥田鍼灸院では、腹側迷走神経複合体の活性化を治療の中心に据えています。

迷走神経とは

迷走神経は、ポリヴェーガル理論では次の3つのシステムに分けられます。

  • 腹側迷走神経複合体(VVC):安心・落ち着き・社会的つながり
  • 交感神経:闘争・逃走
  • 背側迷走神経:フリーズ・シャットダウン

心身が健康に働くためには、
腹側迷走神経がしっかり働いている状態が必要です。

理学療法で注目される迷走神経刺激(tVNS)

近年、理学療法の分野ではtVNS(経皮的迷走神経刺激)が注目されています。
これは、皮膚の上から迷走神経を刺激する方法で、主に次の2つがあります。

  • 耳介迷走神経枝(taVNS)
  • 頸部迷走神経(tcVNS)

研究では以下の効果が報告されています。

  • ✅ 副交感神経活動の増大
  • ✅ 痛覚閾値の上昇
  • ✅ 自律神経バランスの改善
  • ✅ 不安・ストレス反応の軽減
  • ✅ 脳の活動調整

新潟医療福祉大学の研究では、
耳介枝刺激で痛覚閾値が上昇し、副交感神経活動が高いほど痛みが抑制される
ことが示されています。
これは「迷走神経が整うと痛みが軽くなる」という臨床現象を裏付けるものです。

鍼灸はどのように迷走神経へ働きかけるのか

① 耳鍼 → 迷走神経耳介枝(taVNS と同じ部位)

耳の内側には迷走神経の枝が分布しており、耳鍼はまさにその部位を刺激します。

② 頸部の刺鍼・接触鍼 → 頸部迷走神経

胸鎖乳突筋・斜角筋周囲は迷走神経が走行する領域で、
軽い刺激でも副交感神経が優位になりやすい部位です。

③ 腹部治療(夢分流打鍼術) → 内臓迷走神経

腹部の緊張が緩むと、内臓迷走神経の求心性入力が変化し、
脳の「安心システム」が働きやすくなります。

④ 経絡治療 → 体性感覚入力を通じた中枢調整

皮膚・筋膜の刺激は、迷走神経と同じく
孤束核 → 青斑核 → 前頭前皮質
へ影響し、情動調整に関わります。

ポリヴェーガル理論から見た鍼灸の役割

ポリヴェーガル理論では、
腹側迷走神経が働くと「安全・落ち着き・つながり」が生まれる
とされています。

鍼灸治療では、次のような変化がよく見られます。

  • ✅ 呼吸が深くなる
  • ✅ 心拍変動(HRV)が上がる
  • ✅ 表情が柔らかくなる
  • ✅ 身体の緊張がほどける
  • ✅ 思考がクリアになる

これらはすべて、腹側迷走神経が活性化したときに現れる反応です。
奥田鍼灸院では、「症状を取る」だけでなく
"安全な身体状態"を取り戻すことを治療の中心に置いています。

迷走神経が整うと改善しやすい症状

  • ✅ 不安・パニック
  • ✅ 動悸・息苦しさ
  • ✅ めまい
  • ✅ 頭痛
  • ✅ 胃腸の不調(過敏性腸症候群など)
  • ✅ 慢性疲労
  • ✅ 首肩こり・筋緊張
  • ✅ 不眠
  • ✅ 慢性痛・原因不明の痛み

これらはすべて、迷走神経の働きと深く関わる症状です。

奥田鍼灸院の迷走神経アプローチ

当院では、次の方法を組み合わせて
腹側迷走神経複合体の活性化を目指します。

  • ✅ 耳鍼(耳介迷走神経枝)
  • ✅ 頸部の刺鍼・接触鍼
  • ✅ 経絡治療(脈診・腹診)
  • ✅ 夢分流打鍼術(腹部の深い緊張を解く)
  • ✅ 呼吸の誘導
  • ✅ 安全感を高める治療環境づくり

「身体が安心すると、心も安心する」
この順番を大切にしています。

迷走神経は、心と身体をつなぐ"安心の神経"です

鍼灸はその迷走神経に働きかけ、
身体の内側から「落ち着き・回復力」を取り戻す治療です。

不安・動悸・めまい・痛みなど、
自律神経の乱れからくる症状でお困りの方は、
どうぞご相談ください。

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