カテゴリー別アーカイブ: 雑話

よい年をお迎えください

今月の支部会も無事に開催することが出来、年内ラストの支部会はここ何年かで最も多い人数の参加で、にぎやかな活動納めとなりました。

今年も一年、あっと言うまでしたが、振り返るとなかなか充実していたように感じています。

ヨガも早い物で、個人指導を受けてから2年になります。
先日から、スタジオで行われているインド哲学の座学に参加しています。
まだ2回なんですが、月に一度なので続けたいと思っています。

本年も奥田鍼灸院をご愛顧賜りまして、ありがとうございます。
年内の診療は今日で終わり、新年は1月6日(木)から始めます。

みなさま、良い年をお迎えくださいませ。
新しい年が明るく良い年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
来年もどうぞ、奥田鍼灸院をよろしくお願いいたします。 続きをみる>

月の満ち欠け

二十四節気では「立冬」ですね。暦の上ではこの日から立春の前日までが冬になります。
木枯らしが吹き、木々の葉が落ち、はやいところでは初雪の知らせが聞こえてきます。真冬の寒さに備えて、冬の準備を始める「こたつ開き」の時期でもあります。

10月上旬は、まだ残暑かというぐらい暑い日もありましたが、後半は急に冷え込む日が増えてきました。11月に入ってからは秋らしい日が続くように感じます。

さて、11月19日の夕方から宵にかけて、日本全国で「部分月食」が見られるそうです。
今のところ天候は良さそうなので、しっかり見えるのではないでしょうか。

関西(関東以西)では、月の出現よりも部分月食の始まりの方が早いため、月が欠けた状態で登ってきます。

最も欠けた状態になるのは18時頃で、月の直径の97.8%まで影に入る、大変深い部分月食になるとのことです。(ただし、月が欠けるといっても真っ暗になって完全に見えなくなるわけではなく、少し暗くなっていくという感じだそうです。)

月食とは少し違うかもしれませんが、東洋医学では月の満ち欠けと正気の盛衰を意識しています。

正気とは生命エネルギーのことで、新月から満月に向かう15日は正気が徐々に強くなって、満月から新月にかけては正気が徐々に衰えてゆくと考えます。

治療も正気が乏しくなっている新月あたりでは、正気を損なうようなきつい治療はNGとされています。この時期は正気を増やすような補いの治療を中心にします。 続きをみる>

ため息が増えたら「休息警報」

すっかり秋ですね。
秋はセンチメンタルの季節などといわれますが、ため息が増えていたりしませんか?

ひと段落終えて、ふーっと細く吐く、ため息。
それ自体は、健康において重要な役割を果たしているので良いのですが、無意識に何度もため息をしているようだと「休息警報」の表れです。

仕事が行き詰まってストレスを強く感じたときなど交感神経が過剰に働いたとき、無意識のうちにため息が続くのは、身体のSOS、限界を知らせるサインが出ています。
早めに心身を休めることが大切といえます。

東洋医学では、生命活動のエネルギーを〈 気 〉と称します。
気は全身を適度に巡ることで健康に寄与します。

自律神経のみだれやメンタルの諸症状は様々ですが、東洋医学的な見方をすると、その本質には気がスムーズに身体を巡っていないことにその原因があると考えます。
これを中医学の専門用語では「気滞(きたい)」と呼んでいます。

過度なストレスは気を滞らせ、気滞の状態になることで交感神経の働きが過剰になってしまい、心身に悪影響を及ぼすのです。

気滞で心身が限界に到達すると、副交感神経から成る迷走神経が自然に高ぶり、無意識のうちにため息をつきます。生体の防御反応として迷走神経が働き、生じるわけです。

実際に、息を吐く際には、副交感神経が強く働きます。
ため息は生体にとっての息抜きで、暴走する交感神経にブレーキをかけるような役割を担います。
ため息も出ない程ひどい気滞になると、鬱状態です。

臓腑経絡では、全身の気の流れを調整して、気が身体の隅々まで円滑に流れるようにコントロールしているのは肝臓に相当します。
これを「肝の疏泄(そせつ)機能」と言いますが、鍼灸治療でもこの肝気を調節して全身の気の流れを滑らかにすることで、メンタル面の症状も比較的早く軽減することができます。

当院で行っているメンタル治療は、この肝気の調整に全身の気の滞りを取る接触鍼による施術が中心です。 続きをみる>

治療室の空間衛生

朝晩と涼しくなり、過ごしやすい気候になってきました。



写真は、ダイソンの扇風機(空気清浄ファン)です。扇風機としての出番は今後少なくなりますが、空気清浄機としての機能が優れているので使用しています。

一般的な扇風機は、空気を浄化せずに涼しくしています。
部屋の空気が汚れていれば、汚れた空気を巻き上げて送風します。
ダイソンの空気清浄ファンは、ニオイや汚染物質を除去した浄化された風で涼しくする仕組みとなっているようです。

当院では、パナソニックのEolia<エオリア>エアコンと、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ziaino<ジアイーノ>、それからこのダイソンの空気清浄ファンを導入しています。

花粉や黄砂、ハウスダスト、アレルギー物質、細菌・ウイルス、ニオイ対策など、院内の空気の清潔に保ち、外からの邪が入らないよう、治療室の空間衛生に取り組んでいます。
引き続き、感染症対策に留意する点でも、より良い治療環境を目指していきたいと思っています。 続きをみる>

大阪、鍼灸の聖地(その1:針中野)

オリンピック・パラリンピックが終わりましたね。
さて、オリンピックの発祥の地といえば、古代ギリシアのオリンピア。
全能の神 ゼウスの聖地として栄えた町であります。

突然ですが、大阪の、鍼灸の聖地といえば、どこかご存知でしょうか。

地名に「針」が入る「針中野」(大阪市 東住吉区)
思い浮かべた方は多いかもしれませんね。
地名の由来として有名な、 鍼灸師の聖地であります。

大正12(1923)年、大阪鉄道(近鉄南大阪線)の開通時に、鍼灸師の中野家 41代目が所有地を駅建設のために提供するなど尽力し、そのお礼として鍼灸院の最寄り駅の名前を「針中野」にしたと言われています。

中野家の鍼灸院は、今なお見ることが出来る建物(現在は、国の登録有形文化財)です。
風格ある古いお屋敷という趣きで、屋号は「中野降天鍼療院」(ナカノアマクダルハリヤ)といい、天から降りてきたという名が許された由緒ある鍼灸院です。

それというのも、創立は平安初期にまで遡り、弘法大師が伝授した鍼の秘術を継承していると伝わります。

中国から鍼灸を伝えた弘法大師が、道中この中野家に宿泊した際に、お礼として鍼灸の技術やツボを示す木像と金鍼を贈ったことが始まりだとされています。

中野の鍼は代々評判と伝えられ、江戸時代の古地図にも「中野村小児鍼」が示されているそうです。
※江戸時代の中野村は明治時代の町村制で周辺の村と合併し、南百済村となり、のち大阪市に編入されています。

その人気ぶりは、全国から「中野鍼まいり」と称されたほどで、大正時代には1日で500人を超える患者が殺到し、患者の便を図って待合室や宿舎を設けたぐらいです。

鍼灸院への道案内として、今も残る「はりみち」と刻まれた石碑の道標(大正3(1914)年に建立)が設置されていることからも、来院する人の多さが窺えます。

針中野、関西の鍼灸の歴史ですね。
そしてもう一つ、大阪府茨木市は日本における『鍼の聖地』と言われております。

長くなりましたので、そのお話はまた別の機会にでも。 続きをみる>

処暑、夏花壇

もうすぐ8月も終わり、二十四節気では「処暑」です。
厳しい暑さが落ち着く頃、とはいっても、日中はまだまだ暑く、夏の気候が続きます。



写真は、夏バテ知らずの当院の花壇です。
ハイビスカスの写真を撮ってもらいました。ニチニチソウもキレイに咲き、皆さまをお出迎えしています。暑さに負けず元気です!

守口市で50年以上にわたり花屋さんをしている患者さまに、夏にふさわしい花を選んでもらい、植え付けまでしていただきました。
さすがプロですね。とても好評です。また秋冬もお願いしたいと思っています。

ニチニチソウ(日々草)は、晩秋まで次々に新しい花を咲かせ、長い間お花を楽しませてくれます。日々花が絶えないことから名前は由来しているそうです。
ハイビスカスは、夏が似合う南国の花というイメージですが、こちらも秋までの長い期間にわたって花を咲かせて楽しめるようです。

どちらも夏の日差しの中、パワーを与えてくれています。
夏の疲れが出てきたら、植物に癒され、鍼灸治療でシッカリ身体の状態を整えてくださいね。 続きをみる>

残暑お見舞い申し上げます

暦の上では立秋が過ぎましたね。残暑お見舞い申し上げます。
とは言え、まだまだ厳しい暑さが続きますが、皆さま いかがお過ごしでしょうか。

今年はオリンピックの影響で祝日も例年と異なり、お盆休みは会社によってまちまちなようです。
さて、当院では、本年は夏期休診は特に設けず、暦通り診療いたします。
向暑のみぎり、ご健勝を心よりお祈り申し上げます。

早くも台風がいくつか接近したりしていますね。
まだまだ熱中症の予防はもちろん、気温や気圧の変化でも体調を崩しやすいですから、これからの時期は特に自律神経を整えるケアをしておきましょう。暑さと冷えの両方にご注意ください。 続きをみる>

古来より「ニンニク」パワー

二十四節気では大暑へ移る頃。
暑さも本格的になり、1年でもっとも暑さが厳しく感じられる時期です。

そんなときには夏バテ気味になりがちですが、土用の丑の日「鰻」を筆頭に、スタミナ料理の登場が増えてきます。

スタミナの素、代表格の「ニンニク」は【大蒜(だいさん・おおにら)】という立派な生薬です。
玉ネギ、百合根、ラッキョウなどと同じ、ユリ科の多年草で、古くから疲労回復や滋養強壮として親しまれてきた食材でもあります。

今をさかのぼること約6,000年前、古代エジプト文明を記した“パピルス”に登場するほどに歴史は古く、ピラミッド建造の労働者には毎日与えられていたようです。
古代エジプト王の墓からはニンニクの模型9個が発見され、ツタンカーメン王の墓からは乾燥したニンニク6個が見つかったとされています。ミイラの防腐剤としても活用していたのだとか。

その後は、ギリシア・ローマを経て地中海地方、さらにはヨーロッパ全土に広がり、インド、中国大陸、朝鮮半島を経由して、日本には4世紀頃に伝わってきました。

アレキサンダー大王軍やキリスト教十字軍なども、腫瘍や火傷などの治療にニンニクを常備していたのだとか。
吸血鬼ドラキュラの魔除けでも有名なように、ニンニクの強い殺菌作用は東西を問わず、食用や薬用として幅広く利用されます。

スタミナのつくパワー系の食材であり、暑い夏を乗り切る食材代表のニンニクですが、前述の薬用にもあるように、実は「鎮静作用」があるのが特徴です。

高麗人参のように、不足したものを補う系ではなく、体内にあるものを巡らせて活用できるようにすることで元気を漲らせる系の食材なのです。
漢方的な分類も、気滞(気の巡りが悪い)とお血(血の巡りが悪い)に向く食材とされています。

滞った気や血の巡りを改善することで、高ぶりを鎮めるのです。
薬膳・漢方の考え方では、心身のバランスを整えることが重要です。

とは言え、食べ過ぎには要注意です。
熱性の強い食材なので、食べ過ぎると胃に内熱をこもらせます。
虚弱な人が多食すると良くありません。

ラーメンに生のニンニクをテンコ盛りして、救急搬送された方がSNSで話題になっていました。
大量に食べずとも、その効果は十分あります。

身近でも、ひどい頭痛と嘔吐を起こした女性がいました。
私もいただいた黒ニンニクを食べて、その晩に口内炎ができてしまったことがあります。
口内炎はふだん起こさないのでびっくりしました。

胃腸の弱い人や乳幼児はもちろん、適度な量でバランスよく「強壮」と「鎮静」の作用を活用ください。 続きをみる>

夏の快眠 アイス枕の効用

梅雨明けも間もなくもうすぐ。日中気温の高い日が続いていますね。
朝晩はまだ過ごしやすいですが、これから熱帯夜、寝苦しい夜がやってきます…。

そうなると、皆さん自ずと眠りやすい環境に整えたりされると思います。
冷房の温度設定だったり、冷房が苦手な方は扇風機などの冷却装置を使用して、眠れるよう乗り切る工夫をされますよね。

そのひとつに、アイス枕(保冷枕・冷却ジェル枕・アイスノン枕など名称は様々?)を使用する方もおられるのではないでしょうか。
夜中に暑さで目が覚める方や、クーラーに弱い方、エアコン代を節約したい方に適しています。

巷では「身体に悪い」という説もあるようで、 血管が細くなり血圧が上がるため、とのこと。
確かに、冷やしている部分は血管が収縮し、周辺の筋肉にも血液が流れにくくなりますから、筋肉の動きは悪くなります。血管が細くなると血圧が上がる原因にもなります。

しかし、この説には明らかな根拠はありません。
アイス枕を使用していれば、数時間で保冷剤の効果も薄れます。血圧への影響は極めて短時間です。タオルなどで直に肌に触れないよう、正しく使用する分には全く問題ないと思います。

「頭寒足熱」が入眠しやすい条件であるのは広く知られていますね。
頭寒、頭を冷やす場所ですが、首を数分だけ → その後に頭(耳より上)を冷やして眠る のが、安眠におすすめです。

熱中症対策などクーリング時のポイントは、太い血管が通っている箇所を冷やすことです。
アイス枕でいえば、首の部位を冷やすと身体を冷却し体温が下がりやすくなります。
しかし長時間の首の冷やしは、前述のように肩こりにもなりやすく、身体に良くありません。

アイス枕は、発熱時はもちろんですが夏の安眠用だけでなく、頭脳労働の疲れも取れるという効用もあります。耳より上の頭を冷やして眠ると脳のクーリングになります。

眠れない時というのは、交感神経優位でグルグル考え事をしていたりします。大脳の温度が高い状態です。大脳の温度が高いまま就寝すれば、寝つけないのも当然です。
生理的に眠り始めの脳の温度を下げることは、良質な深い睡眠を促します。

鍼灸治療においても、刺さない鍼(ざん鍼)を使って頭部の熱を取り、お灸などで足元の冷えを取るようにしています。上下のバランスが整い、偏頭痛の改善や呼吸もしやすくなります。

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āsanaさんのご紹介です

当院に通われる患者さまで、写真をもとにハンドメイド雑貨を展開している方がおられます。
私も勉強中のヨガやアロマは共通の興味でもあり、長年メンテナンスに来られています。
ちょっとご紹介したいと思います。

ショップ名【āsana (アーサナ)】
āsana | handmade no zakka |
https://minne.com/@nasa37



ご本人の不調を乗り越える想いから、日常の何気ない風景や自然などを主に「心が緩まる」作品をモットーにされているとのことです。

奥田鍼灸院の待合スペースでも見ることが出来ます。
入口にショップカードを置いていますので、ご興味ある方はどうぞお持ち帰りください。

 

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