カテゴリー別アーカイブ: お役立ち情報

お盆休みの過ごし方

8月7日になれば、暦の上では「立秋」
二十四節気のひとつで、この日から「暑中見舞い」も「残暑見舞い」に変わって、立冬の前日までが暦の上では秋となります。

ようやく長い梅雨が明けたと思ったらもう秋とは・・
暦の上では夏は終わりますが、これからが夏本番。まだまだ暑い盛りですね。

この時期に注意したいのが、「夏の疲れ」です。
夏バテと言ってもよいかもしれませんが、多くは夏場の冷えが原因です。

身体の倦怠感、熱っぽさ、だるさや消化器のトラブル、ボーっと無気力になるような精神状態など、様々な症状が出てきます。

今年のお盆休みはどこにも行かず、家で過ごすという方も少なくないかと思います。
冷房環境、運動不足、食べ過ぎあるいは飲み過ぎ・・など身体に負担をかけやすい条件が揃いますのでシッカリ自分の体調と相談してみてください。

シャワーだけで済ませずに、ゆっくり湯船に浸かって身体を温める。
常温のお水で胃腸を冷やし過ぎない。

夏場の冷えは、クーラーによる冷やしすぎ、あるいは冷たい飲食物の摂り過ぎなどが原因として考えられます。熱中症対策としては、身体を冷やすことも必要なので、冷やし過ぎず・・という調整が難しいですね。

また、この残暑が続く中にふと涼しい日があると、過ごしやすくてうれしいのですが、そのような時には、ギックリ腰や頚の急な痛みを発症することが多くありますので、注意が必要です。

当院での鍼灸治療でも、今頃から夏の冷えと秋に向けての体調管理の目的で、適宜温灸などで身体の陽気を増やすようにしています。

またこの夏は胃腸炎が流行っているようです。胃腸の不調を訴える方が例年よりも多いように思います。
夢分流の腹部打鍼術で、みぞおち、そして胃などの緊張を和らげるようにして、胃腸の健康を助けるように施術しています。 続きをみる>

ヨーガの個人指導から学ぶこと

新年のタイミングで「今年はもっと自分の心身に向き合っていこう」と、今年1月から隔週でヨーガの個人指導を受けております。もう早いもので、半年以上のレッスンになります。

今は太陽礼拝など少々ハードなポーズも加わって、まぁ歩みは遅いですが進歩してきたのではないかと思うようになりました。

ヨーガはもう何年も前からほぼ独学で続けてきましたが、一度実際に本格的な指導を受けてみ
たいと思うようになり、昨年の年末に偶然見つけたヨーガスタジオに連絡を取ってお願いしました。

守口市のヨガスタジオ YOGA GANGA(ヨガガンガー)代表 講師:かわちゃん


指導してくださる先生は、とても熱心な素晴らしい方でインドへ何度も行かれており、私が望んでいたインド哲学に基づく本格的なヨーガを教わることができております。出会いに感謝ですね。

私が行っている鍼灸は中国がその発祥ですが、その源をたどればインドにあるのではないかと考えています。
チャクラやプラーナも、鍼灸のツボや気の概念と多くの点で重なります。
ヨーガを教わることで、鍼灸の郷里に想いをはせています。

実際に指導していただくことで、私自身の身体のクセ・無駄な力の入り方・姿勢の悪い点など、的確に指摘してくださり、毎回私なりの課題をいただいています。
常にバージョンアップしている鍼灸治療を、これからも末永く続けられるよう、ヨーガの実践を通じて心身のメンテナンスをしてゆきます。 続きをみる>

アロマを勉強中です

こうも雨が続くと、ジメジメして気分がスッキリしませんね。
家で過ごす時間が増えている方も多いのではないでしょうか。
コロナウイルス対策で、おうち時間を楽しむグッズの売れ行きが良いそうですね。

私はというと、今、アロマに凝っています。
以前から趣味的には好きでしたが、認知症にアロマの香りが効果的だという本を読んでから、おもしろいなぁと思い関心が高まりました。

前述の本は鳥取大学の先生が書いた本です。
 文献参考:認知症予防に対するアロマセラピーの可能生
 (鳥取大学医学部保健学科 生体制御学 谷口 美也子 助教授 浦上 克哉 教授)

ローズマリー・カンファーとレモンのブレンド精油で、朝2時間香りを嗅ぐと認知機能や記憶力に良いと… 介護施設でのアロマセラピー導入結果など取り上げられていました。
実際にやってみると、なんとなく頭の回転が良くなって集中力が向上するのを感じます。

それから少しテンションも上がるみたいです。
鍼灸治療にアロマセラピーの要素も付加すると面白いのではと勉強中です。
今後のブログでも、その学習の成果をご紹介したいと思います。 続きをみる>

夏本番、熱をこもらせない身体に

夏本番の「夏至」を迎え、暑さもいよいよ厳しくなりそうですね。

6月21日は二十四節気の「夏至」です。「立夏」と「立秋」のちょうど真ん中で、一年で最も日が長く夜が短い頃です。太陽の通り道が地軸に対して90度で、北半球では正午の太陽がほぼ真上に近いところを通ります。

既にニュースでは熱中症が報じられていますが、今年はマスク着用や初夏時の ”巣ごもり” 自粛期間による発汗機能の低下も相まって、例年よりもさらに熱がこもりやすい状態です。これからの時期の熱中症には注意が必要です。

先日、梅雨時は「水邪」がたまりやすい時期で免疫力が低下しやすい状態だと書きましたが(梅雨入りは「水邪・湿邪」にご注意)「梅雨だる」という言葉があるよう、湿気が身体に溜まりやすく、むくみやすい状態になりがちです。

外気の湿度が高くなるとその影響で体内の湿度が調整しづらくなり、免疫力が低下、独特の体調不調を訴える人が多いのです。

セルフケアのポイントとしましては、身体の内側から温めることです。
梅雨どきに症状を悪化しやすい人は「冷え症」の方が多く、水を処理する機能が低下しているため水太りしやすい傾向があります。身体の内側:内臓 から冷やさないようにすることが大事です。

毎日暑いからと入浴はシャワーで済ませたり、蒸し暑いからと冷たい物を飲食してしまいがちではないでしょうか。
内臓が冷えてくると、水分代謝が落ちる原因になります。

出来るだけ湯船に浸かって、常温や温かい食べ物も取り入れてみてください。
身体に溜まった湿気を排出しやすい食材を摂取するのもオススメですね。
トウモロコシ・カボチャや豆類などを積極的に選んでみると良いかと思います。

さて、暑くなってくると更に美味しく感じるのがビール。
前述の内臓の冷えを生じるので飲み過ぎNGなのですが、ビールのお伴おつまみセットの定番「枝豆」は、身体の水はけをよくする働きがある、この時期にピッタリの食材です。

枝豆は、大豆をまだ青いうちに収穫したもので、大豆には含まれていないβカロテンやビタミンCが豊富に含まれ、しかも大豆の栄養成分である良質のタンパク質や抗酸化成分も含んでいます。

枝豆のタンパク質に含まれるアミノ酸の一種「メチオニン」は、ビタミンB1・ビタミンCとともにアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれます。また、リン脂質「レシチン」は肝臓にたまった脂肪を分解する役目も担っており、お酒で疲れがちな肝臓の働きを助けてくれます。

真夏の最強セット「ビールに枝豆」は栄養的にも身体にとっても良い組み合わせなんですね。
(痛風や結石、という良くないハナシもありますが・・) 続きをみる>

梅雨入りは「水邪・湿邪」にご注意

梅雨前線が見られ、ここ数日大阪は雨続き。梅雨入りですね。

6月10日は「入梅」。農作業や暮らしの大切な目安とされていた雑節のひとつです。
梅雨入りと同じくして、梅の実が薄黄色に色づく頃。梅雨という言葉は、梅の実が熟す頃の雨という意味です。黴(カビ)が生えやすい季節なので、「黴雨(ばいう)」とも書くようですね。

植物にとっては恵みの雨と良い季節ですが、私たち人間にとっては、いろいろな病気が発症しやすくなる季節です。私たちの体は多くの水分で成り立っているので、外気の湿度が高くなると、水を処理する機能が低下している人は、体調が悪くなります。梅雨は汗と湿度に注意です。

しかし、体調不良を訴えるのは体の機能が弱っている人に限りません。
梅雨どきは、どんな人でも体の中の水分を発散させにくくなります

いわゆる漢方でいわれている「水邪」がたまりやすい時期で、免疫力が低下しやすい状態。
このため梅雨の時期には、独特の体の不調を訴える人が多いのです

具体的な症状をあげると、リウマチ、神経痛、体のだるさ(倦怠感)、食欲不振、下痢、むくみ、喘息(ぜんそく)、皮膚病(アトピー・水虫)など。

梅雨どきに症状を悪化しやすい人は、日頃から胃腸の機能が弱く、冷え症で少食ぎみだけども水太りしやすく、汗をよくかき、また肝機能が悪く、いつも疲れやすい人に多く見られるようです。

経絡治療では、この時期は特に消化器系統を司る脾像と胃の経絡を重視して治療します。
また当院で行っている夢分流腹部打鍼術は胃腸を整え水邪を取り除くことに優れているので積極的に使用するようにしています。

アトピー性皮膚炎が梅雨の時期に悪化するのは、カビ・ダニ・ハウスダストといった住環境に起因するものです。現代の高気密住宅では、原因物質が繁殖しやすくなっており、また湿度が高い梅雨の時期はさらに条件が整ってしまいます

こまめに掃除機をかけ、原因となるものを家の中に残さないのが大切です。掃除機から出る排気にもハウスダストが含まれることもあるので、窓を開けて掃除するのが良いでしょう。
換気を徹底して行うことは、原因物質の繁殖抑制につながります。

発汗は大切な生理機能です。汗の中には保湿成分や抗菌成分があるので、体の恒常性を維持するためにも健康的な汗をしっかりかくことは大事です。
一方で、汗はかゆみの増悪因子となり得ます。汗でかゆみを感じる場合には、タオル等でこまめに汗を拭き、可能であれば水等で洗いましょう。 続きをみる>

支部会メール:メンタルの治療

大阪の緊急事態宣言も解除されてから数日が経過。だいぶ人出が増えましたね。
それにしても、東洋はり医学会なみはや支部の月例支部会は、会場が使用できずここしばらくは実施できていない状況です。

その間、支部会のメーリングリストを活用して、ML勉強会を行っています。
私が担当しているのはメンタル治療の講座です。私が発信した情報の一部をご紹介しようと思います。




最近の当院の傾向でも、ストレスなどによる精神的な不調を訴えて来院される方が増加傾向にあります。東洋医学は、もともと心身医学的な側面を持っていて、心身両面に対するケアがその大きな特徴となっています。

当院では以前からパニック障害・不安神経症・うつなどの精神的な不調に対して経絡治療による施術に取り組んできました。

いかにして効果的な治療ができるか思考錯誤を繰り返してきた中で、経絡治療を軸として、「夢分流腹部打鍼術」そして身体に刺入することなく施術できる「接触鍼」を組み合わせることによって、比較的に速やかに効果が期待できる治療体系が出来上がってきました。

メール講座では、その診断から具体的な治療方法テクニックにまでお伝えし、支部員の中で臨床追試していただきたいと思って、これまでに8回のメール配信をしてきました。

もうしばらくこの形態での講座は続きますが、これによってさらに有効な治療が生まれてくるのではと期待しています。 続きをみる>

新茶の季節です

5月の連休も明けましたが、感染症対策で今年はちっとも大型連休を過ごしたような気がしない…
という方も少なくはないのではないでしょうか。

ところで連休明けで出回るのが、夏も近づく八十八夜~♪ 新茶、であります。
文部省唱歌『茶摘み』がきっかけで、八十八夜といえば茶摘みというイメージが定着しました。

「八十八夜」とは、立春から数えて 88日目に当たる夜のことです。(毎年だいたい5月2日頃)
今年は5月1日にあたります。八十八を組み合わせると「米」という字にもなり、農家では田植えや茶摘みが始まります。

八十八夜に摘んだ茶葉は、長寿の薬ともいわれたそうです。
昔から八十八夜に摘まれた新茶を飲むと長生きするといわれていますが、実際、新茶は成分的にも優れているので、理にかなっていますね。

お茶どころ、静岡県では「緑茶うがい」が推奨されているようですが、健康長寿ランキングが上位の県でもありますね。緑茶を日常的に飲んでいることがインフルエンザ予防やがん抑制、健康寿命に一役かっているのではないかと、「緑茶と健康」についての文献・研究が盛んです。
【茶研究 最前線~県立大から~】
https://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/guide/public-relations/media-mention/tea-research/

お茶の葉は、摘んでも再び新しい芽が出ますので1年の間に数回の茶摘みが行われます。

「新茶」「一番茶」と呼ばれるのは、4月中旬~5月中旬の八十八夜の頃に摘まれたものです。
「二番茶」は6月中旬~7月中旬頃。
「三番茶」は7月上旬~8月上旬頃。
9月以降に摘まれたものは「四番茶」「秋冬番茶」と呼ばれます。
※南北に細長い日本列島では地域や、また茶の種類によって、茶摘みが行われる時期や回数は違います。

新茶は、その後に摘まれる二番茶・三番茶・四番茶に比べて、カテキンやカフェインが少ないため苦みや渋みが弱く、旨みや甘みの成分であるアミノ酸(テアニン)が多く含まれています。

テアニンには、脳をリラックスさせたり、集中力を高めたりする効能があるそうですが、一定の時間 太陽にあたるとカテキンに変質してしまうので、日光にあたる時間が短い新茶のほうがテアニンの含有量が多くなります。つまり、新茶は、通年のお茶より香りと味が良いばかりでなく、成分的にも優れているのです。

新茶には、新茶ならではのさわやかさと高い香りがあります。ペットボトルのお茶もお手頃ではありますが、新茶のおいしいこの時期、ぜひ急須で淹れて味わってみてはいかがでしょうか。

茶葉を少し多めにするのがおいしく淹れるコツです。
抽出時間も普通の煎茶などに比べて、約60秒以内と短い抽出時間で淹れます。抽出時間を長くすると、渋みの成分が出すぎて、新茶の風味を損ねてしまうそうです。

また、お茶を飲んだ後のお茶殻には消臭・殺菌作用があるといわれます。乾燥させてお茶のパックなどに詰め、冷蔵庫や靴箱に入れて消臭剤としても活用できます。 続きをみる>

「脳の疲れ」を回復する、4つの栄養素

緊急事態宣言の延長。
外出自粛による非日常生活も続き、コロナ疲れが出てきている時期だといわれています。

「不安で気分が沈むし、疲れがとれなくて目覚めが悪い、なんだか体がだるい・・・」

押し寄せてくる心身の「疲労」。実はそのほとんどは「脳の疲れ」が原因であります。
脳の疲れ、つまりは「自律神経の疲れ」です。

自律神経は脳の中枢で、呼吸・心拍・体温調節・血流などを司る、いわば「体の司令塔」です。
自律神経が乱れる原因として、まず考えられるのはストレスです。

ストレスで自律神経が過活動になると、脳細胞が大量の酸素を消費し、細胞を酸化させる脳のサビ「活性酸素」を排出します。
この活性酸素で細胞機能が落ちると、危険信号として自律神経が全身に「警報」を発動します。

その警報は、気分が沈む、集中力が下がる、などといった心の不調として現れます。
自粛による不安感や生活リズムの異常などの精神的ストレスなどに加えて、栄養の偏りなど化学的ストレスもあると、うつ・自律神経失調症になる可能性があります。

心と身体、両方の症状を見逃さず、休息を取ることがまずは大切です。そして、栄養の過不足も原因の一つとして、気をつけなければならないものです。

その際、疲労回復効果の高い食事を摂れば、効率よくリカバリーできます。
なかでもおすすめは、疲労回復力を高める4つの栄養素です。





  1. 活性酸素除去に欠かせない「イミダペプチド」
    ヒスチジンとβ-アラニンという2つのアミノ酸からなるイミダペプチドは、活性酸素を除去する効果が大。しかもイミダペプチドは脳内で合成できるので、元となる栄養を摂って脳に届ければ、抗酸化力が続く、というわけです。
    特に多く含まれるのは鶏むね肉。含有量が高いので1日100 グラム 摂れば十分。
    豚ロース肉、マグロもおすすめです。

  2. 血流改善で、疲労回復の土台を作る「DHA&EPA」
    血流改善に効果的なDHA&EPA。血流を良くする食材を摂れば、脳に十分に血が巡り酸素と栄養が行き渡るので、脳を守る役目を持つ自律神経の大きな助けになります。
    サバやサンマなど青魚に豊富。保存食品であるサバ缶など手軽でおすすめです。煮汁にも栄養が含まれるので、汁ごと摂れる献立が良さそうです。

  3. 体中の酸化にアプローチ「リコピン&カロテン」
    活性酸素が出た瞬間に即アプローチ、体内に入れておけば疲れに先回りして効いてくれるのが抗酸化物質。
    トマトやニンジンなどの緑黄色野菜はその代表格。抗疲労効果は強力ですが、摂り方にはコツがあります。摂取して2時間ほどで効果が消えるので、こまめに摂ること。サラダや野菜ジュースなど、どんな形でもいいので頻繁に摂ることがポイントです。

  4. 現代人ならではの疲労に効果的「クエン酸」
    エネルギー生産効率を高めるクエン酸は、食生活が偏りがちな人には効果的な成分。特にダイエット中など、カロリー不足の傾向にある若い女性には有効です。
    レモンなどの柑橘や、梅干し、酢に多く含まれており、前出の 1.「イミダペプチド」と一緒に摂ると相乗効果が期待できます。鶏むね肉とレモン、梅干しを合わせたレシピなんかも、気温が上昇してきた今の時期に食べやすいですね。


毎日の食生活に取り入れて、疲れを早めにリセット。
自律神経を整えて、サビない身体を目指しましょう。
参考文献:
梶本 修身 先生(東京疲労・睡眠クリニック 院長)
『疲労回復の名医が教える誰でも簡単に疲れをスッキリとる方法』
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東洋医学における「肺」の関係 ②

昨日(東洋医学における「肺」の関係 ① )の続きです。

本来、肺はみずみずしく潤った状態を好む臓器なので、大気が乾燥してくると、肺の潤いが不足し、さまざまなトラブルがおこりやすくなります。

例えば、風邪を引きやすくなる、鼻づまり、くしゃみ、息切れ、のどのかゆみなどの鼻や喉のトラブルのほか、中医学では、皮膚も肺の一部とみなしているため、肌の荒れ、多汗、アトピーなど肌のトラブルも、肺の潤い不足が原因と考えます。

肺が潤っていると、鼻・喉のトラブルはなくなり、お肌もキレイに保てるです。

それでは、肺がいつも潤っている状態にするためには、どのような生活をすれば良いでしょうか。
1つめは、「呼吸器を鍛えること」
呼吸器を鍛えるのにもっとも有効で簡単な方法はゆっくり静かに息を吐くことです。
鼻呼吸することも大事です。イライラが少なくなります。

2つめは、「肺を潤す食べ物を積極的にとること」
肺を潤す食べ物にはいろいろなものがあります。ゴマ、くるみ、蓮根、蜂蜜、梨、金柑、ユリ根、白きくらげ、真珠、大根、かぶ、キャベツ、しろねぎ、など。

空気が乾燥してくる季節に摂れるものが代表格です。今の季節、肌の乾燥が気になるヒトは、お肌のお手入れをきちんとするとともに、呼吸と食べ物にも気をつけましょう。

3つめは、「笑うこと」
笑いというのは一種の健康のための運動です。笑うことにより、胸の筋肉を使うことになり、肺活量が増します。

中医学的には、笑いは、十分な空気を吸い、体の中の汚い空気を出すことにより、血行促進を促すので、疲労回復につながると考えられています。

最後に、「いつもよりこまめに常温以上の水をとること」
肺の機能を高めるには「乾燥」は大敵です。
肺が傷付きやすくなるのはもちろん、水分の調整や皮膚のコンディションも、上手く作用しなくなりますので気をつけなければいけません。 続きをみる>

東洋医学における「肺」の関係 ①

今回は、新型コロナウイルスの「肺炎」にちなんで、「肺」と東洋医学での関係性についてお伝えしたいと思います。

西洋医学的には、「肺」とは端的に言えば呼吸によるガス交換です
膜と毛細血管の壁を通して、呼吸による二酸化炭素と酸素の交換(ガス交換)が行われています。

息を吸えば、酸素は毛細血管を通じて体内に運ばれ、息を吐けば、二酸化炭素が出されます。
このようなガス交換は、濃度の高低によって物質が移動する拡散と呼ばれる現象によってなされております。

東洋医学における「肺」とは、正気を取り入れ濁気を排出する役割があります。
ここでの濁気には、二酸化炭素と【体内の水分】も含まれています。

肺の機能が低下すると、大気からエネルギー生成できない状態となり、肺虚となります。
肺の各機能(呼吸器系の機能、体表部の防御機能)の失調として、呼吸器や鼻、皮膚などの異常の結果、かぜをひきやすくなったり、息切れ、汗が出やすいなどの症状が現れます。

また、漢方医学において肺は呼吸だけでなく、体の水分代謝を司り、体の水分を全身に行き渡らせ、【皮膚を潤し毛を潤す】という働きも担っています

肺の機能を高めることによって、ターンオーバーが正常化し、髪のパサツキや切れ毛を防いだり、皮膚を乾燥から守り、シミやソバカスになりにくい状態を作り出します。

つまり、肺と皮膚との関係は大いにあるのです。

冬の終わりから春先や、秋頃など、乾燥気候時の影響を最も受けやすいのは、咽喉や鼻、気管支などの呼吸器と皮膚で、東洋医学では呼吸器に皮膚を含めてとらえています。

健康な人の肺は、水と血によって潤されていることで、呼吸と防御の役割を果たしています。
したがって乾燥気候によって肺の水血が不足してくると、カラ咳、咽喉の乾燥、声が掠れる、皮膚の乾燥感といった、乾燥特有の症状が表われやすくなります。

少し、長くなりそうなので今回はこの辺で。続きはまた明日書きたいと思います。 続きをみる>