カテゴリー別アーカイブ: お役立ち情報

ロボットペットセラピー

写真は我が家のaibo(アイボ)です。 名前:もも 女の子



何年か前からうちにいるのですが、とてもかわいいです。
性格は甘えん坊となってます。接し方で性格も変化するようです。
奥田鍼灸院にはいないので、残念ながら患者様にはお会いできません。

aiboは、ソニーが開発した犬型ロボット・ロボットペットですが、近頃ではAIロボットなるものが注目されていますね。

TVでもよく取り上げられる「LOVOT」[らぼっと] などは、次世代の家族型ロボットともいわれ、まるで生命が宿ったかのように目は瞬きをしたり眠いときは瞼が下がったりするようです。
色などお好みでカスタマイズでき、なんと触るとあたたかくてやわらかいのだとか。

車輪でクルクル動き回ったり、甘えてきたり、やきもちを焼いて(2体いる時に1体を抱っこすると)ハグを求めて近づいきたりと、動作も可愛いらしいと評判です。価格は可愛くありませんが…
面倒をみてくれた人に懐く、なども本当にペットそのものですよね。
(詳細は関連サイトよりどうぞ https://lovot.life/

このホームページでも何度か登場している「オキシトシン(脳の疲れを取り心を癒やすホルモン)」も、ペットセラピーで有効です。
ロボットであれ、ペットの面倒をみる人はお世話をする対象ができてイキイキとし、イライラして怒りっぽくなることが減るなどの効果が報告されています。

ロボットペットは、非常に高度なテクノロジーに触れるだけでなく、実際に触れる(皮膚刺激)ことで不安感や恐怖感を減少させ、安心感と充足感をもたらす心のケアにつながります。

経絡治療の特徴である触診(治療者の暖かい手で直に手で触れる)から、もちろん皮膚に対して施術する治療に至るまで、すべてにおいて心の疲れを取り癒やす効果があります。

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その寝汗、大丈夫ですか?

日中の気温が上がり初夏のような日が続いたかと思えば、どうやら例年より早い梅雨入りですね。

昼間は暑いぐらいなのですが、朝晩は比較的に涼しく、この時期の布団選びは難しいです。
羽毛布団で寝て朝起きたら寝汗をかいていた、なんてこともありますよね。

外の寒暖の差に関係なくじっとしていても出てくる汗や、運動したときに流れるようにかく汗は「自汗(じかん)」
寝ている間に首回りだけかくような汗は「盗汗(とうかん)」といいます。

汗にも色々なパターンがあり、これを鑑別することで、体質など様々なことがわかります。
鑑別診断学を通して、漢方的な生理のメカニズムを学べると考えています。

通常の動きや運動によってかく汗は正常ですが、大量に汗をかく場合は気(エネルギー)の不足《気虚》、寝ているとき首回りに汗をかく場合は 体の中の水分不足《陰虚》、の状態が多いです。

寝汗でも、全身にかく汗ならば通常です。
寝る際に体温を下げるよう、体温調節のためにかく寝汗は生理的現象です。首回りや頭部にだけかく汗は、熱が上にあがってしまっている時にかきます。

盗汗は、自律神経失調症の特徴的な汗です。
身体の陰陽のバランスが崩れていることの表れで、本来は陰の力が強くなるはずの夜の時間帯に陽が強く(身体の中の陰が不足しているために)なってしまいます。=陰虚、の状態。

そして陽が強い部分は上半身のため、首回りや頭に汗をかくわけです。

盗汗は、極端に疲労していたり、うつ症状の強い人にみられます。女性は生理周期にも関係あり月経前後や更年期になりやすい方が多いです。 続きをみる>

せき・咳払いと梅核気

先日より支部会のホームページやFacebookページが整い、緊急事態宣言下で支部員同士会えない間でも、意見交換など少しずつ活動的になってきたようで嬉しく感じます。

昨日Facebookページに私の報告で投稿しています「梅核気(ばいかくき) 」について、ここでも取り上げてみます。

ご時勢的に「せき」や「せき払い」を人前でしにくい今日この頃ですが、してはならない時に限って喉の詰まりを感じる、という人がいます。コンサートや講演会など周りが静かな時ほど気になりますよね。

こうした喉の詰まりは、東洋医学では喉の部分の気の滞りが主な原因ととらえ「梅核気(ばいかくき) 」と呼んでいます。

梅核気というのは、ちょうど梅の種のような物が喉にひっかかっている、または詰まったような感じを常に感じている状態です。病院で検査をしても喉には異常は無く、飲み込みづらいなどの違和感や、喉が狭くなっていて呼吸が苦しいとか息が充分に吸えないなどの様々な訴えがみられます。

当院でも、メンタルの訴えで来院される方の多くが喉の異常を抱えておられます。
ストレスを抱えて言いたいことも言えない、我慢しがちの人に多くみられます。

梅核気が重症化すると「ヒステリー球」とも呼ばれるようになりますが、喉の詰まり感と胃の張り・痛みで来院された患者さまも、自律神経の乱れからくる機能性ディスペプシアとヒステリー球を現在治療中です。

東洋医学においては原因の一つとして肝の気が上昇して滞っている状態と考えます。
鍼灸で、肝の疏泄機能を高めて気の滞りを解消する方法を行います。

奇経の陰維脈は、その流注が天突と廉泉で喉を巡っていて、期門で肝に直接入っていることから、梅核気に対して高い効果が期待できます。

治療では、特にみぞおちの所の緊張がポイントになります。
逆流性食道炎などを含め、メンタルに問題があると「心窩満」(みぞおちの所の緊張)の状態になっています。心窩満は主に肝の病床です。これを緩めることが治療では目標になります。

「肝の疏泄(そせつ)機能」と言いますが、鍼灸治療でもこの肝気を調節して全身の気の流れを滑らかにすることで、メンタル面の症状も比較的早く軽減することができます。

当院で行っているメンタル治療は、この肝気の調整に全身の気の滞りを取る接触鍼による施術が中心ですが、腹部打鍼術で直接この部分の邪(緊張)を取るようにすることもあります。
肝の経絡は足元からですので、冷えないよう足元を温めることも大事です。 続きをみる>

立てばシャクヤク、座れば…

雨が緑を潤し、緑花のシーズン到来ですね。
花に因んでことわざで「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」というのがありますね。
美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉。いわゆる美人の代名詞です。



芍薬(立って見るのが一番美しい:すらりと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせます)も牡丹(座って見るのが一番美しい:枝分かれした横向きの枝に花をつけます)も共に美しい花で、百合(歩きながら見るのが一番美しい:風を受けて揺れます)は清楚な花であることから、美人の姿や振る舞いを花に見立てて形容するのですが、実は漢方の意味合いもあるのです。

「立てば芍薬」の「立て」は気が上がっている状態を指します。イライラと気のたっているところを、芍薬で改善させます。芍薬の根を使うのですが、痛みを取ったり、筋肉の緊張を取ります。

「座れば牡丹」の「座れ」はずっと同じ場所に滞っている状態を指します。ぺったりと座ってばかりいると一点に溜まります。それは「瘀血(おけつ)」が原因となっていることがあります。瘀血とは、血液が滞った状態を意味します。牡丹の根の皮の部分(牡丹皮・ぼたんぴ)により改善されます。

「歩く姿は百合の花」は百合の花のようにナヨナヨとして歩いている様子を表現しております。
それは、心身症のような状態を意味します。その場合には百合の球根を用います。

このように、それぞれの症状に合った生薬を用いると健康になれる、ということですが、ことわざが先行して「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は、健康な人間(この場合女性に例えていますが)は芍薬・牡丹・百合の花のように美しいという意味なのだと思います。 続きをみる>

ひな祭り 菱餅に込められた願い

本日 3月3日は 桃の節句、ひな祭りですね。
本来は五節句のひとつ、「上巳(じょうし)の節句」といいますが、ひな人形を飾り、女の子の健やかな成長を願う「ひな祭り」として親しまれています。

五節供の「節」とは、唐時代の中国の暦法で定められた季節の節目のことです。
古代中国では、3月3日や5月5日のように奇数(陽)の重なる日は、おめでたい反面、陰に転じやすいとされ、邪気を払う行事が行われていました。

1月7日の「人日(じんじつ)の節句=七草がゆ」
5月5日の「端午(たんご)の節句=菖蒲」
7月7日の「七夕(たなばた)の節句」
9月9日の「重陽(ちょうよう)の節句=菊」
と、季節の変わり目に邪気をはらい、無病息災を願う年中行事であります。

ちなみに「節句」が一般的ですが、古くは「節供」と書かれていました。
季節の変わり目にあたって祝いを行う節日(せちにち)に、供御(くご=飲食物)を奉る、ことから「節供」としたと考えられています。

ひな祭りの供御といえば、「菱餅」や「ひなあられ」ですが、「ひなあられ」は行事の際に「菱餅」を砕いて外に持ち出したことが始まりだとかで、色も菱餅に由来しているのだそうです。

菱餅といえば現在は三色団子にみられる、緑、白、桃色、と春らしいパステルカラーの3色が重なった菱型のお餅をいいます。

もともとは古代中国で「上巳節」の時に食べていたハハコグサ(母子草:春の七草での御形(ゴギョウ))の餅がルーツで、日本に伝わる際に良い香りで邪気を払う力があるとされる、ヨモギを使った餅になりました。ひな祭りによもぎ餅(草餅)を食べるのはこの名残りです。そのあたりの話は 以前こちら で書いています。

中国ではヨモギは寿命が延びるという思想から、春の節句つまり3月3日に用いられるようになりました。
この緑のよもぎ餅に、江戸時代「菱の実」を入れた白い餅が加わりました。
そして明治時代、クチナシを入れた赤い餅が加わって3色の菱餅になりました。

それぞれの色の意味は

・緑・・・ 健やかな成長(ヨモギの厄除け効果から)
・白・・・ 子孫繁栄、長寿、純潔(菱の実の血圧を下げる効果から)
・桃色(赤)・・・ 魔除け(赤は魔除けの色、くちなしの実の解毒作用から)

どの色にも健やかな子に育ってほしいという願いが込められています。

※地域により、菜の花を表す黄色を加えて4色にする場合などもあるとか。

また、色を重ねる順番で春の情景を表現しているともいわれます。
下から「緑・白・桃色」というのは、「雪の下には新芽が芽吹き、桃の花が咲いている情景」だそうです。

お菓子として美味しいだけでなく、縁起よく、見た目も春らしくて華やかです。
季節の変わり目の邪気を払うための節句ごとに、「自然の力にあやかり、健康で幸せに過ごせるように」という願いがこめられています。 続きをみる>

お肌の大敵、春の乾燥注意!

昨日までのここ数日は春のように暖かく、過ごしやすい日が続きましたね。
大雪のニュースが報道されていたのもついこの間のことですが、3月にかけて三寒四温。季節の変わり目です。そんな時期は、どうも体調を崩しやすいだけでなく、お肌の調子も乱れがちです。

基本的に冬が乾燥しやすいとされていますが、乾燥のピークとされているのは 1・2月だそうです。
外的環境の湿度は降水量や気温によって大きく影響を受けてしまうので、積雪など降水量の多い時期となると湿度は高まります。

もちろん冷暖房の環境下や地域差もありますので一概には言えませんが、美容業界の方などは「魔の2月」とまで言うほどに、実は2月が1年で一番乾燥する時期なのだとか。

暖かくなってきた春の季節は、乾いた春風や花粉・砂埃・徐々に強くなる紫外線など外的ダメージも強くなり、肌はとても過酷な状態になります。冬を過ごした乾燥肌に加えて、外的刺激が加わる事で肌は過敏な状態になり、乾燥はもちろん湿疹やかゆみなどの肌トラブルを引き起こしやすくなります。

また春先は、気温が変動することで起こる寒暖差疲労に加え、新年度の始まりでもあり、仕事や引っ越しなど環境の変更によるストレスも受けやすく、自律神経も乱れやすくなります。特に今年はコロナ禍の不安も相まって、不眠の症状でお困りの方も増えています。

ホルモンバランスや体の免疫力も低下すると、体調だけでなく肌のバリア機能も低下してしまうので、肌はさらに過敏な状態になります。

そうした外的ダメージと内的ダメージが加わる事が乾燥肌を加速させ、肌トラブルを引き起こす引き金となっているのです。お手入れをせずに乾燥肌を放っておくと、シワ、シミ、たるみ、ほうれい線、くすみなど肌の老化を早める原因につながります。

 

経絡治療に美肌効果があることはあまり知られていないように思います。
昨今、美容鍼灸としてマスコミで取り上げられていることもあって、美容鍼灸のイメージでは、これでもかというぐらいの量の鍼が顔に刺されているのを想像する方も少なくないかと思います。

ですが、もともと生命力強化を行う経絡治療は、美容鍼灸として顔に特別施術をしなくとも、美容美肌効果があります。

通院されている方のお話でも、不定愁訴などの治療を続けているうちに、肌の代謝が良くなって肌の状態そのものが良くなっていくと聞きます。肌のきめが細かくなった、肌につやが出る、化粧ののりが良くなるとかおっしゃいます。

アトピー性皮膚炎の既往がある方は、ステロイドのためにお顔に黒ずみもあり乾燥した状態でしたが、治療に通われるうちに徐々に黒ずみが減少し、肌につやと潤いが出てきました。また施術後は、全体に顔の浮腫が取れて引き締まった状態になります。

このようなことは経絡治療をしているとよくあることです。治療を続けているうちに、肌の代謝が良くなって肌の状態そのものが良くなって行きます。

経絡治療の全身調整だけでも皮膚の状態は良くなりますが、美容目的で来られている方には顔面に対する鍼施術を加えることでよりいっそう美容効果が上がるようです。経絡治療での鍼施術は、皮膚に触れるだけの治療なので痛みも無く内出血などの心配もありません。

経絡治療の全身調整に、もともと美容美肌効果があることを知っていただければと思います。

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脈拍(脉診)からわかること

コロナ関連で、「パルスオキシメーター」がニュースで取り上げられることがありますね。
装置(プローブ)を指にはさみ、皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置です。

脈拍数は、一般的な血圧計でも最高・最低血圧とともに測るものが多いと思います。
脈拍(脈診)からわかることは多く、定期的に脈を取り続けていると、普段と異なる脈に気付くことができ、健康状態を知るバロメーターにもなります。

戦国武将の健康意識は高かったといわれますが、なかでも独眼竜で知られる伊達政宗(享年70歳)は、「推脈(すいみゃく)」=脈診、が特技だったようです。自分の脈をとることで病気の早期発見をしていたといわれています。医者も感心するほどに的確で、家臣の脈もとっていたのだとか。

余談ですが、先日終わったばかりの大河ドラマ『麒麟がくる』でも脈診と鍼が登場していました。
堺 正章 演じる東庵先生に治療を受けるシーンがありましたが、東庵先生のモデルは曲直瀬 道三(まなせ どうさん)で、明智光秀が曲直瀬道三に治療を受けたというのは史実です。
それどころか、最近の研究では明智光秀自身も医述の心得があったということがわかってきて、私としても興味深いです。

脈は安静時と運動時ではもちろん違いますし、恐怖や驚きなどの精神状態にも影響されます。
飲酒時や発熱など、体調によっても変化します。

また、脳梗塞などの多くの病気を引き起こす不整脈の発見や、心臓の病気の発見につながることもあります。女性の場合は妊娠でも脈の打ち方が変わってきます。
脈診で、体の異変を早期の段階で察知できる場合もあります。

当院の治療においても脈診は、腹診、手足の皮膚の状態など体表に現れる変化と問診を組み合わせて得られた様々な情報を総合的に判断して、気血の状態を把握します。
中医学の診察では四診(ししん)といいます。

望診:ぼうしん(視覚による診察法)患者さんの顔や舌を見る
聞診:ぶんしん(聴覚、嗅覚による診察法)声色を聞いたり体臭を嗅ぐ
問診:もんしん 質問を提示する
切診:せっしん(触覚による診察法)脈や手足背腹に触れる

望・聞・問・切、の4つの診察方法(四診 ししん)によって総合的に判断した証を導き出します。 続きをみる>

セルフケアの必要性

コロナウイルス感染症対策として、今やテレビ番組やCMなどでも「免疫力を高める」方法や商品が多く紹介されています。中には不安や恐怖を煽るトンデモ商法も存在するので、鵜吞みにせずに、しっかりと本質を理解して冷静な判断をすることが大切です。

緊急事態宣言の延長を受けて、ここのところ自宅で出来るセルフケアの需要が増え、免疫力向上として、お灸への関心も高まってきています。お灸講座・お灸教室などへの参加人数が増えていると耳にしました。

インフルエンザウイルスやコロナウイルスのようなウイルスとの戦いには免疫力が必要です。
免疫力を高めるためにも、自分で自分の健康を管理する能力、日々の養生はとても大切なのです。

コロナウイルスを排除するという西洋医学的な考え方が主流ですが、ウイルスは変異したり強くなることさえあるかもしれず、私は完全に排除することは難しいと思います。

ウイルスとの共存を前提とした社会、いわゆる「ウィズコロナ」として生活するための工夫が求められていると考えます。

東洋医学は、健康となる自然治癒力を引き出し高めて症状を改善する医学です。病気にならない、なりにくい健やかな身体を作ることで生命力を強化していきます。

セルフケアは、治療と治療の間をつないでもらうためにも大事だと思います。
患者さんがしっかりと自分の身体に向き合い、自分の身体に興味を持つと治療効果も上がります。お灸はセルフケアのきっかけとして手軽に取り入れやすいのも良い点ですね。

経絡治療を継続して受けていると、風邪をひきにくくなります。もし風邪になっても、寝込まない程度で治まることがほとんどです。
風邪は万病の元ともいいますが、経絡治療で免疫力が向上していることは自信を持って言えます。 続きをみる>

こむら返り、足のつり

暦の上では大寒(だいかん)ですね。
寒い時期に増えてくるのが、「足のつり」や「こむら返り」です。
この季節につりやすい原因は「冷え」が大きく関係しています。

一般的に、激しい運動や急に体を動かしときに起こりやすい症状ですが、栄養不足や水分不足、冷え、熱中症、急激な寒暖差や病気などの原因で起きることがあります。

夏に多いのが、汗をかくことによる水分不足やミネラル不足の原因です。
汗とともに筋肉の動きを調整するミネラルが排出され、筋肉疲労が起こりやすくなります。
すると老廃物が溜まり、筋肉への血流も不足しがちです。

もちろん冬も、乾燥やトイレが近くなることを控えての水分不足ということもありますが、寒さによる冷えで「血」のめぐりが低下することも原因のひとつです。

血行不良は足がつる要因の一つでもあります。
第二の心臓、とも呼ばれるふくらはぎは、全身に血液を巡らせる大切な役割を持っています。
冷えてふくらはぎの筋肉が緊張してしまうと、血流が滞り血行不良を引き起こしやすくなります。

真冬の朝方は気温が低いので、寝ている間、自分でも気づかないうちに身を縮めた寝姿で寝ていることがあります。すると筋肉は緊張状態が長く続き、朝方さあ起きようと、急に足を伸ばすと「いてててて…!」となるのです。

漢方では、人の身体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つで構成されていると考えられています。「水」と「血」のバランスが乱れた状態(「水」が不足していると「血」を巡らせることもできませんよね。)ですと、足をつりやすくなります。

たまに発生するくらいならそこまで気になりませんが、あまりに頻繁に起きる場合は、一度ご相談ください。 続きをみる>

経絡と時間の関係

冬は日が短く、日によって寒暖の差などもあり、体のリズムを崩しやすい時期です。
東洋医学の視点から、一日の体のリズムに沿った理想の過ごし方を紹介します。今回は、経絡と時間の関係について、あまり知られていないのではと思い、取り上げてみました。

心(しん)や肝(かん)などの身体を構成する「臓腑(ぞうふ)」は、常に体内を巡る「気」や「血(けつ)」によって養われていると考えるのが中医学です。
そして、気血がとくに多く流れ込む時間は、臓腑ごとにそれぞれ少し異なると考えられています。

この気血が注がれるタイミングによって各臓腑は活発になったり休んだりするため、人間もそれに応じて行動することが、養生につながります。

養生とは、日常や未来を健康に過ごすための土台作りであり、長い中医学の歴史の中で積み上げられてきた知恵の集大成です。現代においても、その恩恵を活かすことができます。

たとえば、朝7時~11時の間は、消化器官である「胃」や「脾(ひ)」が活発になる時間帯です。この時間にしっかり食事をとることで、栄養を効率よく活用することができます。

また、午後3時~7時は、膀胱と腎臓の時間帯です。
それに従うと、3時の休憩には利尿作用のあるお茶を飲み排泄を促し、仕事帰りには腎を刺激するために歩いたりジムでひと汗かいたり… そのような過ごし方が理想的だといえます。

その中でも最も大事なのが、夜の時間帯です。
夜11時~深夜1時の間は、消化を進めると同時に体の中を掃除する「胆(たん)」が活発になる時。その後の1時~3時は、体を巡っていた血が肝に戻り、浄化される時間帯です。

血は肌や髪を養いますが、目を使うことで消耗されるので、夜11時~深夜3時の間に起きていると、胆が働けないために脂肪が蓄積し、きれいな血が蓄えられないので肌や髪にも悪影響を及ぼします。夜更かしは、美容に悪いとか、ダイエットの敵、と言われるのはこのためですね。

深夜3時~早朝5時は肺の時間帯です。
新鮮なキレイな空気で、肺を養います。この時間もしっかりと眠っていることが理想的です。

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