タグ別アーカイブ: 植物

立てばシャクヤク、座れば…

雨が緑を潤し、緑花のシーズン到来ですね。
花に因んでことわざで「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」というのがありますね。
美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉。いわゆる美人の代名詞です。



芍薬(立って見るのが一番美しい:すらりと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせます)も牡丹(座って見るのが一番美しい:枝分かれした横向きの枝に花をつけます)も共に美しい花で、百合(歩きながら見るのが一番美しい:風を受けて揺れます)は清楚な花であることから、美人の姿や振る舞いを花に見立てて形容するのですが、実は漢方の意味合いもあるのです。

「立てば芍薬」の「立て」は気が上がっている状態を指します。イライラと気のたっているところを、芍薬で改善させます。芍薬の根を使うのですが、痛みを取ったり、筋肉の緊張を取ります。

「座れば牡丹」の「座れ」はずっと同じ場所に滞っている状態を指します。ぺったりと座ってばかりいると一点に溜まります。それは「瘀血(おけつ)」が原因となっていることがあります。瘀血とは、血液が滞った状態を意味します。牡丹の根の皮の部分(牡丹皮・ぼたんぴ)により改善されます。

「歩く姿は百合の花」は百合の花のようにナヨナヨとして歩いている様子を表現しております。
それは、心身症のような状態を意味します。その場合には百合の球根を用います。

このように、それぞれの症状に合った生薬を用いると健康になれる、ということですが、ことわざが先行して「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は、健康な人間(この場合女性に例えていますが)は芍薬・牡丹・百合の花のように美しいという意味なのだと思います。 続きをみる>

アレンジフラワー


30年のお祝いに、と患者さまから花をいただきました。

春らしいアレンジメントとのことで、それぞれの花の名前は詳しい方に教えてもらいました。

・バラ
・トルコキキョウ
・カーネーション
・ヒペリカム
・ユリ
・ユーカリ
・ドラセナ

治療室待合の入口すぐの場所で、皆さまを出迎えてくれています。
凛として咲く花、というのは、癒しとともにパワー(良い「気」のようなもの)を発しているように感じます。 続きをみる>

処暑、サンドアートの涼やかさ

二十四節気では処暑(しょしょ)ですね。(8月23日〜9月6日頃)
処暑とは、厳しい暑さの峠を越えて、朝晩には涼しい風が吹き、心地よい虫の声が聞こえてくる頃です。暑さもやわらぎ、穀物が実り始めますが、同時に台風の季節の到来でもあります。

日中は暑いものの、朝晩の涼しさに初秋の息遣いを感じるような気もします。とはいうものの、毎日尋常でない暑さが続いていますね。ほぼ連日、熱中症に警戒するアラートが発表されています。

ちなみに「熱中症警戒アラート」は暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標)をもとにしており、暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱」の3つの要素を取り入れて計算されています。

特に重要視されているのが湿度です。湿度が高いと汗が蒸発しにくく、身体から放熱する能力が低下し、熱中症になりやすくなりますので注意が必要です。

処暑の頃は台風が多く発生しやすい時期です。この時期の台風は「野分(のわき)」と呼ばれ、「枕草子」や「源氏物語」などにも記されています。近年では台風だけでなく「ゲリラ豪雨」にも気を付けないといけませんね。

ようやく暑さが静まる頃。天気図には秋雨前線が登場し、冷たい空気とともに秋を運んできます。とはいっても、日中はまだまだ暑く、夏の気候が続きます。



写真は、多肉の寄せ植えです。花屋さんに務めている患者さんにいただきました。
土の部分は「サンドアート」というらしく、絵になっているようです。

サンドアートにも種類がたくさんあり、砂浜の砂で城などを造形するもの、糊の貼られたシートにマスキングして色砂をまぶして作る砂絵的なもの、瓶の中に色砂を敷き詰めてその地層の模様で絵を描くもの(グラスサンドアート)、砂曼荼羅や盆石など多岐にわたります。

院内に花や緑があると、植物からの気(パワー)をもらい、なんだか癒されるような気がします。
みなさまにも、通院の際には心地良く思っていただければ幸いです。 続きをみる>