奥田鍼灸院

手のひら・足の裏のほてり

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手のひら・足の裏のほてり

手のひら・足の裏のほてり

2026/08/31

残暑お見舞いを申し上げても申し上げても、なかなか涼しくはなりませんね。
まだまだ大阪は酷暑日がありそうです。

最近の熱中症対策には、手のひら・足の裏を冷やすと効果的だと言われていますね。
「AVA血管冷却」といい、効率よく深部体温を下げるために有効だそうです。手のひらや足の裏には体温調節を担う特殊なAVA血管があるため、ここを冷やすと冷えた血液が全身を巡ります。

日常的に手のひらや足の裏が熱い場合は、自律神経の乱れによって体温調節に異常が起こっていると考えられます。
冷え、発汗の症状を伴う場合は、更年期障害も疑われます。
※手足の熱感には、更年期障害以外にも甲状腺機能亢進症、糖尿病性神経障害などの病気が隠れている可能性があります。症状が強い場合や長引く場合は、まず内科や婦人科など医療機関を受診の上で、併用して鍼灸治療を取り入れることをおすすめします。

手足のほてりの症状は、自律神経の働きの中でも体温調節に関わる機能の失調です。
東洋医学では血液や体液が不足すると身体の熱を冷ますことができなくなると考えます。手足のほてりの原因となる熱そのものが増えている状態、熱を調節する力の不足だと捉えます。

自律神経失調の場合、症状が多く起こる時間帯がみられます。
昼過ぎから夜にかけて多い傾向があります。生活リズムで考えると、朝の起床から徐々に高まった交感神経が、食事の消化や夜の睡眠に向けて副交感神経と切り替わるときですね。

自律神経の乱れや血流障害、東洋医学でいう「陰虚(いんきょ:体の水分や潤いが不足し、冷やす力が落ちて熱がこもる状態)」などが主な原因として考えられます。特に夜間や就寝時に手足が熱くなるタイプは、体内の潤い成分が不足して熱をコントロールできなくなる「陰虚」と捉え、体を滋養するアプローチをします。

手足が熱いからといって、氷や冷たい水などで手足を急激に冷やす行為は避けましょう。
急激に冷やすと体温を戻そうとする働きが活発になるため、血管が収縮してかえって自律神経を刺激し、後からさらに熱感が強まることがあります。ぬるめのお湯での足湯や、ストレッチなどで優しく血流を流すのが効果的です。

指先の爪の際にある井穴(せいけつ)というツボは、体内の余計な熱や邪気を取り除く命穴ですが、自律神経の調整にも優れた効果を発揮するものと考えています。
また、労宮(ろうきゅう)は手足の火照りや精神的な緊張を和らげます。

足の経穴では、湧泉(ゆうせん)が足元の熱感や自律神経の安定に効果的です。
また、太渓(たいけい)は体を潤し余分な熱を鎮める代表穴です。
万能な三陰交(さんいんこう)は、ホルモンバランスや自律神経の調整によく用いられます。

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