痙性斜頸
2026/05/26
【症例紹介】重度の痙性斜頚が改善し、5ヶ月で復職された30代男性のケース
今回は、当院で印象深い経過をたどった「痙性斜頚(けいせいしゃけい)」の症例をご紹介します。
■ 初診時の状態
患者さんは30代男性。
初診は昨年の夏で、発症から約4ヶ月が経過した時点でした。
首が常に右側へ大きく傾き、右耳が右肩に触れるほどの強い側屈が続いていました。
仕事は休職され、自動車の運転も困難で、奥様に付き添われて来院されていました。
病院ではすでにボトックス注射を2回受けておられましたが、改善はほとんど見られず、大変お困りのご様子でした。
■ 当院での評価と治療開始
当院では、ここまで重度の痙性斜頚の症例は初めてで、正直なところ手探りでのスタートでした。
右の頸部〜肩にかけて強い筋緊張があり、ボトックス注射歴もあったため、当初は整形外科的な問題を中心に考えていました。
しかし、脈・腹診を含めた東洋医学的な評価を進める中で、 「これは筋肉だけの問題ではない」
という感触が強くなり、メンタル鍼灸(接触鍼)によるアプローチを中心に治療を組み立てました。
■ 経過
治療を進めるうちに、徐々に首の傾きが軽減し、 約3ヶ月で日常生活に支障がないレベルまで改善。
さらに治療開始から5ヶ月後には、無事に職場復帰されました。
ご本人も奥様も大変喜ばれ、こちらも胸が熱くなる症例でした。
■ この症例から分かったこと
痙性斜頚は一般的に「筋肉の異常収縮」と説明されますが、今回のケースでは、
– ボトックスで改善しない
– 接触鍼によるメンタル治療で大きく変化した
という点から、
脳の緊張状態やメンタル面の影響が非常に大きい症状であるということが改めて明確になりました。
痙性斜頚に対して、
メンタル治療(経絡治療)によるアプローチが有効であることを示した貴重な症例となりました。
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