奥田鍼灸院

湿邪と肺・肌トラブル

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湿邪と肺・肌トラブル

湿邪と肺・肌トラブル

2026/06/26

特に湿気が多い梅雨は体内に水分(湿邪:しつじゃ)が溜まりやすく、消化器や自律神経に負担をかけるほか、肺の機能が低下して全身の水の巡りが滞ることで、肌の湿疹やむくみなどの肌トラブルを引き起こしやすくなります。

アレルギーが出やすいのも梅雨の時期です。
花粉アレルギーの多くは春先ですが、アトピー性皮膚炎・気管支喘息・接触皮膚炎かぶれなどは梅雨時に多く発症します。

ひとつの考え方として、アレルギーは人体と外界の関係で起こるので臓器的には皮膚を支配しているのは肺です。そのため、治療は肺を中心にすると良いです。

東洋医学では「肺」と「皮膚」は表裏一体の密接な関係にあると考えられています。
「肺」は呼吸器としての肺の働きだけでなく、全身の気(エネルギー)や潤いを巡らせて皮膚を健やかに保ち、外部の刺激から体を守るバリア機能を担っています。

肺の機能が低下して水分をうまく発散できなくなると、皮膚の下に水分が停滞し、ジュクジュクしたかゆみや赤み(湿熱)となって現れやすくなります。またその反対に潤いが不足すると、肌の乾燥やツヤの消失、アトピー性皮膚炎などのトラブルに直結します。

アトピー性皮膚炎が梅雨の時期に悪化するのは、カビ・ダニ・ハウスダストといった住環境に起因するものです。現代の高気密住宅では、原因物質が繁殖しやすくなっており、また湿度が高い梅雨の時期はさらに条件が整ってしまいます。

こまめに掃除機をかけ、原因となるものを家の中に残さないのが大切です。掃除機から出る排気にもハウスダストが含まれることもあるので、窓を開けて掃除するのが良いでしょう。
換気を徹底して行うことは、原因物質の繁殖抑制につながります。

発汗は大切な生理機能です。汗の中には保湿成分や抗菌成分があるので、体の恒常性を維持するためにも健康的な汗をしっかりかくことは大事です。
一方で、汗はかゆみの増悪因子となり得ます。汗でかゆみを感じる場合には、タオル等でこまめに汗を拭き、可能であれば水等で洗いましょう。

アレルギーについては体質改善が必要なので、治療にも時間がかかりますね。
湿邪に対しては、お灸の治療が効果的です。
主に胃腸に関わるツボに温灸をします。おへそを温灸で温めるのも良いですよ。

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