若者たちの春
2025/04/21
季節外れの暑さもあり、すっかり初夏の陽気ですが、まだ4月。春本番です。
春は卒業、そして新生活のスタートの時期ですね。
そんな春にまつわるうれしいお話が当院でもあったので、ご紹介します。
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NFさん20歳〈起立性調節障害〉
初診は2021年3月でした。
「起立性調節障害」と診断されて、様々な体調不良を訴えておられました。
※起立性調節障害は、自律神経のバランスが乱れることで起こる疾患で、春から夏にかけて症状が悪化することが多いです。特に、新年度が始まり新しい学校生活でストレスを感じやすい時期や、気温が上昇し始める時期に注意が必要です。症状としては、立ちくらみ、朝起きにくい、午前中の体調不良などが挙げられます。
頭痛や下痢便秘、お腹の張り・痛み、全身の倦怠感など自律神経失調のオンパレードで、当初はなかなか治療効果が出ない状態が続きました。
それでも治療を重ねるうち、徐々に症状が軽くなってゆき元気になられました。
3年以上根気よく通われ、この4月から専門学校に通われるとの事で、こちらでの治療は終了しました。
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TSさん〈コロナ後遺症〉
初診は2022年8月で、中学3年生の男子です。
コロナ後遺症の方は結構多く診させていただいてきましたが、おそらく最も重症だと思います。
倦怠感がとても強く歩行ができない状態で、家では壁づたいで、外出は車椅子でした。
中学3年生という大事な時期に学校にも行けないのは、本当に深刻な状況でした。
迷走神経の損傷がコロナ後遺症の主因であるので、鍼灸治療では腹側迷走神経複合体を元気にして、交感神経の高ぶりを下げる手技になります。
コロナ後遺症はそれまで治療経験もあり、比較的順調に治療できました。
体調が回復してからも隔週で通院されて、当院までのまずまずの距離を自転車で往来できるぐらいに体力も戻ってきました。
今は高校2年生です。この数ヶ月は体調も崩すこともなく順調なので、治療はお休みすることにしました。
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この春、新たな人生のステージに踏み出すお手伝いができたことはとてもうれしく、未来ある若者を後押ししたような気持ちです。

