なぜ三叉神経痛に"自律神経"が関係するのか
三叉神経痛は、神経の圧迫や炎症などによる神経障害性の痛みです。
しかし、痛みが強くなる背景には自律神経の働きが深く関わっています。
- ✅ 交感神経が過剰に働く → 痛みを感じやすくなる
- ✅ 副交感神経(迷走神経)が低下 → 体の「痛みを抑える力」が弱まる
- ✅ 慢性化 → 脳幹の痛み抑制システムが低下する
痛みを和らげるには自律神経の調整が欠かせないのです。
ポリヴェーガル理論で分かる"痛みの悪循環"
ポリヴェーガル理論では、迷走神経には次の2つの働きがあります。
| 系 | 役割 |
|---|---|
| 腹側迷走神経 | 安心感・筋緊張の緩和・痛みの抑制 |
| 背側迷走神経 | 低代謝・シャットダウン反応 |
強い痛み → 不安 → 過緊張、この流れが続くと腹側迷走神経の働きが弱まり、痛みの閾値が下がる(痛みに敏感になる)状態に。
一方、腹側迷走神経が働くと、筋肉がゆるむ・呼吸が深くなる・痛みの感じ方が穏やかになるといった良い変化が起こります。
三叉神経と迷走神経は"脳幹"でつながっている
三叉神経と迷走神経は直接つながってはいませんが、脳幹(延髄・橋)という痛み・情動・自律神経を統合する領域で密接に関係しています。
そのため、次のようなアプローチが三叉神経痛の痛みを和らげる助けになります。
- ✅ 迷走神経を整える
- ✅ 呼吸や姿勢を改善する
- ✅ 顎まわりの筋緊張をゆるめる
当院の鍼灸:迷走神経を整え、痛みの閾値を上げる治療
① 迷走神経を整える鍼灸
自律神経のバランスを整え、痛みを抑える力を高めます。
② 顎まわりの筋緊張をゆるめる
三叉神経と関係の深い筋肉を丁寧に調整し、痛みの負担を軽減します。
③ 横隔膜を使った呼吸誘導(腹部打鍼術)
横隔膜の動きは迷走神経と密接に関係し、痛みの閾値を上げる最も強力なスイッチです。
④ 安心できる治療環境づくり
ポリヴェーガル理論に基づき、「安全感」を大切にした施術を行っています。
まとめ:三叉神経痛には"神経"と"自律神経"の両面からのケアが必要です
三叉神経痛は、神経の問題だけでなく迷走神経を中心とした自律神経の状態が痛みの強さを左右します。
鍼灸は、自律神経を整える・筋緊張をゆるめる・呼吸を深める・安心感を高めるといった多面的な作用を持つため、三叉神経痛のケアと非常に相性の良い治療法です。
また、同じメカニズムから舌咽神経痛にも効果が期待できます。
患者さまの声
ようりん さん(2023/05/25)/三叉神経痛が良くなった ★★★★★
3年近く悩んで何処に行っても治らなかった三叉神経痛が、二回目の治療で薬を飲まなくても良くなり、週に一回の通院で2か月程で病気のことを忘れてしまうくらい回復しました。
痛くて食べられない辛さが解消して、友達とランチや飲みにも不安なく行けるようになり、とても嬉しいです。
鍼は全く痛くなく、治療中いつも寝てしまっています。あっさりとした優しい先生です。
他にもPMSや肩こり、腰痛などもあるので、これからも通い続けて元気になりたいです。今後ともよろしくお願いします。