易経の教え
2022/11/11
東洋医学を学ぶうえで易経の知識は役に立ちます。
それだけでなく実は、人生を送るうえでとても大事な教えが語られています。
意外にも、「リーダーのための『易経』の読み方」や「ビジネスパーソンのための易経入門」などの著書があるように、ビジネス書としても読まれているのですよね。
易経は占いにとどまらず、知恵と教養を身につけるための学問という哲学的な面も持ちあわせています。
易経は陰陽論の原点です。
易は、地球上にある万物全てのうつろいを文字に表した最初の学問であり、「陰」と「陽」という符号を組み合わせたものです。
陰陽二つの元素の対立と統合により森羅万象の変化法則を説くという考え方です。
東洋医学の基本となる陰・陽という概念も、この易経の思想からきています。
万物は陰と陽で成り立っていて、陰陽は互いに相反しながらも、交ざり合おうとして大きな循環をおこし、あらたな進化をするという考え方です。
どんな時も巡りめぐって変化していくと、易経では教えています。
苦あれば楽あり、楽あれば苦あり、良い時も悪い時もずっと続かない。あらゆるものは常に変化する時の中で生きています。
その変化の法則を見出し、これから遭遇する未知の事象に対応していくヒントを教えてくれるのがこの易経なのです。
易経には64種類の卦《か》が記されています。
「当たるも八卦(はっけ)当たらぬも八卦」と以前に書きましたが、八卦と八卦(八卦の8種類を2つ組み合わせて)8×8=64通りのパターンに分類されます。
八卦は各々意味する事象を備え、この解釈によって占いが可能となるわけです。
長くなるので、続きは後編といたします。


