メンタル鍼灸講座【2】
2025/05/17
メンタル鍼灸講座 2回目は、理論的な解説をします。
当院は開業当初から、伝統的な東洋医学である脉診流経絡治療を行ってきました。
これは全身を巡っている生命エネルギーの通路である経絡のバランスを整える鍼灸術です。
一口に「鍼」といっても、現在多くの方法が行われています。
一般に多く行われている電気鍼や中国はりに代表される物理的刺激を主体としたものと、気の調整による生命力の強化を行う伝統鍼灸に大別できます。
脉診流経絡治療はこの伝統鍼灸術で、高い生命力強化と免疫力の向上が可能な治療術です。
さらに当院では、最新の自律神経の考え方である「ポリヴェーガル理論」を主軸として診断と治療に応用しています。
ポリヴェーガル(多重迷走神経)理論については後述しますが、鍼灸はこの理論を導入することによって、より自律神経症状とメンタル症状に特化した治療法に進化することができました。
鍼と言えば、痛みやコリの治療というイメージが強いようですが、刺激治療が痛みやコリの症状以外には効果が出しにくいことから起こる誤解です。
経絡治療では、痛みやコリに効果があるだけでなく、内蔵疾患、自律神経の乱れ、メンタルの不調やホルモン失調、アレルギー疾患、婦人科疾患等々、幅広い症状に対して効果があり、むしろ経絡治療の真価は、このような疾患に対して発揮されると言えるでしょう。


