タグ別アーカイブ: 血行障害

こむら返り、足のつり

暦の上では大寒(だいかん)ですね。
寒い時期に増えてくるのが、「足のつり」や「こむら返り」です。
この季節につりやすい原因は「冷え」が大きく関係しています。

一般的に、激しい運動や急に体を動かしときに起こりやすい症状ですが、栄養不足や水分不足、冷え、熱中症、急激な寒暖差や病気などの原因で起きることがあります。

夏に多いのが、汗をかくことによる水分不足やミネラル不足の原因です。
汗とともに筋肉の動きを調整するミネラルが排出され、筋肉疲労が起こりやすくなります。
すると老廃物が溜まり、筋肉への血流も不足しがちです。

もちろん冬も、乾燥やトイレが近くなることを控えての水分不足ということもありますが、寒さによる冷えで「血」のめぐりが低下することも原因のひとつです。

血行不良は足がつる要因の一つでもあります。
第二の心臓、とも呼ばれるふくらはぎは、全身に血液を巡らせる大切な役割を持っています。
冷えてふくらはぎの筋肉が緊張してしまうと、血流が滞り血行不良を引き起こしやすくなります。

真冬の朝方は気温が低いので、寝ている間、自分でも気づかないうちに身を縮めた寝姿で寝ていることがあります。すると筋肉は緊張状態が長く続き、朝方さあ起きようと、急に足を伸ばすと「いてててて…!」となるのです。

漢方では、人の身体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つで構成されていると考えられています。「水」と「血」のバランスが乱れた状態(「水」が不足していると「血」を巡らせることもできませんよね。)ですと、足をつりやすくなります。

たまに発生するくらいならそこまで気になりませんが、あまりに頻繁に起きる場合は、一度ご相談ください。 続きをみる>

血行障害(しもやけ)

二十四節気では小寒(しょうかん)です。
「寒の入り」といわれ、これから更に寒さが厳しくなる頃。小寒から節分までの三十日間のことを「寒の内」といいます。寒が明けると立春になります。

まだまだ空気は冷たく寒い時期ですが、春に向けて少しずつ動き出してゆきます。

この時期に発症しやすいのが、「凍瘡(とうそう):しもやけ)」です。
気温が5℃前後で、昼夜の気温差(10℃以上)が大きく、寒暖の差が激しい時期に発症しやすいといわれております。

今時しもやけなんて…と思う方もいるかもしれませんが、しもやけは血行障害が原因なので、現代でも冷え症の方に多くみられます。

体質により個人差があるようですが、女性や子ども、一般的には寒冷に弱い方や痩せ型の方などに多く発症し、動脈硬化のある方にもできやすいようです。

寒冷の程度、冷気にさらされている時間、皮膚表面の湿度、靴の種類、局所の圧迫などにより頻発の可能性が高くなります。

しもやけは、身体全体の血流の状態がとても影響します。末端冷え性は、東洋医学では冷えと瘀血が原因と考えます。

予防対策としては、足先の血行を悪くする様な爪先の狭い靴や、きつく締め付ける衣服はなるべく避け、食事ではビタミンE・ビタミンCを摂ると良いでしょう。
それでもしもやけになってしまった時には、お灸が効果的です。

お灸は患部に温熱刺激を与えることで血管が収縮・拡張し、局所の充血や貧血を調整し炎症を和らげます。しもやけは急激な気温の変化に血管の広がりがついていけずに発症するので、少しずつ温めることで、血管がゆっくりと広がっていきます。

全身の血液循環を促すよう、三陰交(さんいんこう:内くるぶしの中心から、指幅4本上がった場所)や、足三里(あしさんり:膝蓋骨の外側にある窪みから、指幅4本下がった場所)がオススメです。

また、経絡治療を続けていると、しもやけが発症しなくなることはよくあります。
「冬になると毎年のようにしもやけになっていたのに、鍼をするようになり、今年はならなかった」という話を聞くことが多いです。

経絡治療によって全身の血流が改善したことの、ひとつの目安でもあります。

最近来院されている20代の女性の例ですが、2年前からパニック障害になり、様々な症状に悩まされておられましたが、鍼灸によるメンタル治療で、かなりの改善が見られます。

先日のお話では、以前は36度以上あった体温が、パニック障害を発症してからは35度台に下がっていたそうです。しかし、治療を受けて調子が良くなってからは、また体温が36度台に戻ってきたとのことでした。

新型コロナへの対策も、詰まるところ私たちの免疫力を維持し、向上することが大事です。
経絡治療は免疫力に対して、大きな働きをしていると考えています。 続きをみる>