タグ別アーカイブ: 体調不良

刺さない鍼(接触鍼)と「気の病」

なみはや支部のFacebookページで先日投稿しています「刺さない鍼」について
もう少し患者さま視点からお伝えしてみようと思います。

鍼治療と言うと、一般的には身体に差し入れる鍼をイメージする人が大多数のようです。
実際、テレビなどで鍼治療を紹介するような場面では、そのような施術風景が映し出されます。
そこから「鍼は痛い」とか「怖い」と言うマイナスイメージを持たれることが多々あります。

鍼は身体に刺入しないと効果が出ないと考えている鍼灸師が多いように感じています。
それは患者さまも同じで【鍼=刺す】ものだと考えられる方が多いです。

しかし、刺さない鍼(接触鍼)でも大きな効果が出ます。
当院でも8割近くがこの接触鍼のみで治療をしています。

東洋医学には【気の病】と【血の病】という捉え方があります。

気の病とは主に機能的、つまり働きの不具合が生じている状態を意味します。
自律神経失調症やメンタルの不調などです。

これに対して血の病とは、形態としてハッキリと現れている症状を指します。
変形性膝関節症など肉眼的にも病変がわかるような不調です。

刺さない鍼に適した症状は【気の病】の方です。
実際の臨床では、明確に【気の病】と【血の病】と2つに分けることができる場合もありますが、混在している場合も多くあります。

【気の病】を整える治療、とりわけ皮膚表面の気を整えることを目標に施術する場合、鍼は身体に刺入する必要がありません。全く刺さないわけなので痛みはありませんし、むしろ心地よい爽快感が得られるものなのです。

この事がもっと一般的に知られるようになると、鍼治療に躊躇している方にも鍼の良さを実感していただけるのではないでしょうか。
その普及こそ、私たち鍼灸師の担うところにあるのかなと思っています。

  続きをみる>

天気痛・梅雨だる

梅雨前線が停滞し、今週から雨模様の天気予報です。
今年の大阪では、梅雨入りが例年よりも早かったですね。

梅雨時は「天気痛」や「梅雨だる」という言葉があるよう、外気の湿度が高くなるとその影響で体内の湿度が調整しづらくなり、免疫力が低下、独特の体調不調を訴える人が多いです。

いわゆる漢方での「水邪」がたまりやすい時期で、梅雨どきは、どんな人でも体の中の水分を発散させにくくなります

天気と人間の健康には密接な関係がある、と昔から言われていますが、人の身体は天気や気圧の変化でストレスを感じることがあります。

気圧が下がると耳の奥にある「内耳」にある前庭神経が興奮します。
この神経の興奮が脳の視床下部に伝わって自律神経の交感神経を緊張させ、自律神経が敏感に反応することで、脳の血管が拡張したり組織に浮腫(むくみ)が生じたりして、天気痛が起こると考えられています。

最近は製薬会社でも、この類の市販薬を宣伝していますね。多くは漢方薬が主体で「五苓散(ごれいさん)」を有効成分としているようです。
「気象病外来」を設けている病院もあるそうですね。
それだけ現代では一般的に「天気痛」が認識されつつあるということです。

鍼灸治療では、主に耳に関係の深い「腎」の経絡と、交感神経緊張に関係のある「肝」の経絡を中心に調整し、それと同時に内耳のリンパの流れを改善する目的で、頚肩部と耳周囲の緊張を緩めるように治療します。
このような治療を続けることによって、自律神経の整った身体作りになっていきます。 続きをみる>

いい先生に出会いました。(SIさん 60代 女性)

私は、立っている時だけ体がズーンと重たく沈んで、ぐらぐらしている感覚があり、不安で一杯でした。
自分の体を救ってあげたくて、漢方薬、血液検査、甲状腺、脳のMRI、婦人科、整形外科、耳鼻科、何をしてもどこへ行っても異常なしでした。

そんな時、スマホで鍼灸の事を知りました。
藁にもすがる思いで、奥田鍼灸院さんへ来ました。

はりは全く痛くなく、お灸はとても気持ちよいです。それに加えて、先生の手は最高です。とてもやさしくて、やわらかくて、何かを持っています。私は、キラキラビームと名付けています。
その心地よさに、心も体も癒やされます。

先生は、いつも穏やかです。
クラシックの曲が流れ、桜??のジクソーパズルの絵があり、夢見るパンジーが咲いています。
コロナ対策も大丈夫です。
今は、心も体もゆっくり癒やされて、そのぐらぐら感を忘れている時があります。
奥田先生、ありがとうございます。 続きをみる>

癒されます(EAさん 30代 女性)

私は、自律神経の乱れからくる、機能性ディスペプシアとヒステリー球の治療をしてもらってます。

先生は毎回しっかりと症状の話しを聞いてくださり、とても優しいです。
鍼は全く痛くなく、お灸もじんわり温かくて気持ちがいいです。

通院して数か月たちますが、治療してもらった日と翌日はスッキリしてます。
少しずつ良くなってきているものの、まだ不調な日が多いので、引き続きお世話になります。 続きをみる>

元気になりました!(OKさん 50代 女性)

元気になりました!
鍼って痛いのかな~ちょっと怖いな~って思って最初は勇気がいったんですが、全然痛くなんかなく、身体がスッキリして癒されます。気持ちがいいです。

先生も私のしょうもない話をよく聞いて下さって、何でも話しやすくて親切で丁寧です!
鍼って身体に良さそうで治療受けてみたいけど、なんか怖いな~って躊躇してる方、是非おすすめします。 続きをみる>

自律神経改善(MMさん 50代 女性)

首と肩のコリが辛く病院へ通ってましたが、思うような効果が得られず以前から興味があった鍼治療をしてみようと思いました。

初めは針を刺すときの痛みがあるのでは?と不安でしたが全く痛くなく、心地良いなぁが第一印象でした。少し痛いくらいが体に効くという固定観念がありましたが、先生と話しているうちに心地良いがキーワードになっています。

思えばコリだけでなく不眠、冷えのぼせ、食欲不振など今では色んな不調が改善し、気持ちも前向きになっています。そして先生の穏やかな感じが心地良いですよ。 続きをみる>

腸脳相関

朝、出掛ける前、急に差し込むようなお腹の痛みに悩まされる… という方は、一定数おられます。
冬など気温が低くなると身体の冷えもあり、特にひどくなると言います。
下痢止めのCMのように、出勤前の途中、急な腹痛に困ったことはありませんか。

腸の運動は自律神経系がコントロールし、バランスが保たれています。
過度なストレスを感じると自律神経系のバランスが崩れ、腹痛や下痢が起こることがあります。
これが慢性的なものだと、過敏性腸症候群と診断される方が多いです。

起きて活動しているときは交感神経が働き、腸の働きが弱まります。
一方、休息しているときは副交感神経が働き、大腸の働きを強めます。
睡眠中は副交感神経が働き、大腸で水分が吸収されながら便が動いて、起床後に排便が起こるのが規則的なサイクルです。

ところが、大きなストレスを認識すると大脳辺縁系のような脳の深い部分に不安や緊張といった情動が発生し、脳の中心部にある自律神経系の最高中枢である視床下部に信号が送られます。

ストレスが大きければ大きいほど、その信号が過剰に伝わり視床下部がオーバーワーク状態になってしまいます。私たちの身を守るための警報のような働きをしてくれているともいえますが、これが過常に働きすぎると自律神経系のバランスが崩れてしまい、大腸の動きもバランスを崩し下痢を起こしやすくなるのです。

当院では、脉診流経絡治療を中心に「夢分流腹部打鍼術」を合わせ用いる事により、経絡と臓腑の両面から気のアンバランスを速やかに改善できるようにしています。 続きをみる>

マスクと口呼吸

連日コロナウイルス感染拡大の情報が入り、各地で警戒レベルが上がってきていますね。
感染対策のひとつとして定着している「マスク着用」ですが、それに伴う「口呼吸による不調」にも注意が必要です。

マスクの下、気が付いたら口がポカンとあいていることはありませんか。
最近はマスクをしている時間が多いため、息苦しさから口が開きがちになります。

ご存じの方も多いと思いますが、鼻ではなく口で呼吸をするのは、身体にはよくない習慣です。
口呼吸が習慣になれば、菌やウィルスが体内に入り込みやすくなり、免疫力の低下や感染症のリスクを高めるなど体調不良につながります。

口や喉の乾燥は、虫歯・歯周病・口臭・いびき・扁桃炎などの原因になりやすいだけでなく、身体が緊張状態と勘違いして、睡眠中も体を休められないというリスクがあります。

見た目にも影響があります。口が開いたままでいると、頬の筋肉の圧力が変わることで歯並びが変わったり、顎や舌の位置が正常でなくなることでも歯列がゆがむ原因になります。
顔のたるみ、シワ、二重アゴにもなりやすいです。

さらに、口呼吸により口まわりの筋力が衰えることで、この口呼吸が慢性化しやすくなることも考えられます。マスクの時でも、出来るだけ意識して口呼吸予防を心がけましょう。

また、口呼吸以外でも、マスクによる耳痛やマスクかぶれ(肌かぶれ)も問題になっていますね。
マスクを長時間していると、自分の呼気を吸い込むことが多くなって、血中の二酸化炭素濃度が高くなり、頭痛の原因になったり脳に悪影響が生じる恐れがあるそうです。

マスクについては必要なシーンでは使い、そうでなければできるだけ外す方が良いのかなと考えています。 続きをみる>

高血圧と自律神経

11月に入り、グッと朝晩が冷えてきました。
寒くなってきますと、よく耳にするのが「(寒さで)血圧が上がる」といった話です。

高血圧とは、血圧の高い状態が続くことをいいます。
血圧が高いために体に不調が出ている、と考える場合(動脈硬化などの身体構造的な要因など)もありますが、体に不調があるために血圧が高くなっている状態の方もいます。

それは、高血圧の原因が自律神経の乱れによって引き出されている場合です。
自律神経の一番の役割は、心臓・血管・リンパ管などの循環器をコントロールすることです。
循環器症状である高血圧も現れやすい症状といえます。

自律神経の交感神経が過度に緊張することで、血管が狭くなり、高血圧になることがあります。
実際に、交感神経優位で不眠が続いていたら、一時的に最高血圧180を超えてビックリした、という30代の女性もおられました。

自律神経失調症の方には様々な症状が出てきていますので、特に意識せずとも高血圧状態になることがあります。血圧測定を心掛け、日頃のバロメーターにするのも良いかと思います。

血管は、交感神経が強く働いている時に収縮し、副交感神経が強く働いている時には拡張します。
この自律神経がバランス良く働いていると、血管は適度に収縮と拡張を繰り返し、全身の毛細血管まで血液は行き渡ります。

これまでの臨床経験におきましても、自律神経失調症状を治療していくと、血圧が下がり安定してくることが分かっています。自律神経の乱れを整えてあげると、自然と血圧は安定してくるということです。 続きをみる>

秋の不調

今年の夏も猛暑でしたが、9月に入ってから朝晩が特にめっきり涼しくなりましたね。

このような日中の気温の緩急が大きい時期は、心身に不調を起こしやすくなります。
夏の疲れが出る頃でもあり、気温や気圧が変わりやすい気候では自律神経のみだれが原因だと考えられます。

自律神経のみだれによる不調で多いのが「不眠」です。
当院にも不眠の悩みで来られる方、また別の症状とともに眠れないとおっしゃる方は多いです。

多くの場合、陰気の弱りから、相対的に陽気の方が昂ぶり熱となって頭部に停滞しており気が上がっている状態になっています。肝と腎の陰気を増やし、上半身に停滞している陽気による熱を冷まして、昂った神経を鎮め気を引き下げるように治療します。

また、自律神経が整っていない状態が続くと「うつ症状」も出やすくなります。
日照時間の少ない冬期に症状が強くなったり発症することが知られていますが、夏から秋にかけてのタイミングでうつも症状悪化・発症の危険性が高まるようです。

運動不足や、適度な紫外線を浴びて体を刺激することがないため交感神経が活性化されず、副交感神経優位状態を持続します。リンパ球が増大し、過敏体質になり、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーも発症しやすくなります。

東洋医学では、不調は身体の陰陽の気のアンバランスとしてとらえ、治療しています。
経絡治療で【交感神経】と【副交感神経】をバランスのとれた状態に整えてあげることが大事です。

当院では不眠の訴えのある方には「ヨーガニードラ」をおすすめしています。
これは「寝たまんまヨーガ」とも言われ、身体を動かすことなくできるヨーガです。

超おすすめは「ディープリラクゼーション」というCDです。前半の部分に、ボディースキャンや筋弛緩、呼吸法などのワークが入っていて、多くの方はCDの最後まで聴けずに途中で眠りに入ることができます。

またアロマもおすすめしています。
不眠には真正ラベンダーとプチグレンの組み合わせが効果的です。

そしてただ今私自身で試しているのですが、シダーウッドバージニア精油も良いと思います。
木の香りがして、眠りの質が向上し、深く眠ることができます。 続きをみる>