奥田鍼灸院

足三里(1)

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大阪府守口市八雲東町2丁目41-4
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下北沢・足三里(1)

下北沢・足三里(1)

2023/04/26

先日 NHKの「ブラタモリ」で、下北沢はかつてお灸の地であったと放送されていたようです。
サブカルチャー・若者の街《下北沢》が、お灸と関係があるとは初めて知りました。

江戸時代、下北沢は鍼灸で有名な場所だったらしく『40歳を過ぎたらお灸を』という習慣があったそうです。「医者が匙を投げても下北沢のお灸で治る」とクチコミで評判になり、江戸中から人が集まったのだとか。

「40歳以上の人は(足)三里にお灸をしなさい」
「針医師の手を尽くしたる 病ひさへ[病さえ] 治る北沢 淡嶋[粟島] の灸」
足の三里にお灸を据えている看板画や詩など、残っている当時の資料が番組内で紹介されていました。

下北沢には「粟島の灸 森巌寺(しんがんじ)」と、大きな木製看板が掲げられているお寺があります。なんでも、お灸で住職の腰痛が全快したのだとか・・

森巌寺の公式HPによりますと、江戸時代後期 天保7年頃、持病の腰痛に悩まされていた初代住職が、夢で見た故郷 紀州の神様【淡島様】のお告げに従い自分の足にお灸を施したところ、腰痛が嘘のように全快したそうです。

ちなみに針供養でも有名なお寺のようで、鍼・灸ともに聖地ですね。

https://shinganji.jp/
-------------------- 下記 HPより抜粋 --------------------

◆淡島堂
現在の淡島堂が完成したのは天保7年。大黒様も安置されています。淡島堂に祀られる淡島様は、江戸時代、女性や子供に関するありとあらゆるご利益を授ける守り神と崇められていました。ご祭礼は医療と医薬の神の少彦名神。創建当時から佇む森巖寺の淡島堂は、開山上人に由来しています。
初代住職清譽存廓上人は紀州の出身で、持病の腰痛に悩まされていました。ある夜、故郷の淡島様が夢枕に立ち、灸治の零示を受けました。
早速、自分の足へ施灸すると、永年の腰痛が嘘のように全快したそうです。そのため、紀州加太の本社に願い出て境内に淡島様を勧請しました。
近くにある淡島通りの名前はこの淡島様に由来します。
 

◆針塚・石棺
針供養:区の指定無形民族文化財
毎年2月8日に行われている針供養は道具を大切に扱った先人達の思想を今に伝える貴重な存在となっています。古針・折針を豆腐に刺して供養し、供養された 針は豆腐より抜き取られ、淡島堂正面にある石棺に納められます。森巖寺における針供養の創始は不詳ですが、安政3年(1856)刊行の『狂歌江戸名所図 会』には同寺の針供養に関連した狂歌が詠まれており、遅くとも安政期にはこの地で針供養が行われ、その施灸と共にかなりの著名であったようです。

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