奥田鍼灸院

血行障害(しもやけ)

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血行障害(しもやけ)

血行障害(しもやけ)

2021/01/15

二十四節気では小寒(しょうかん)です。
「寒の入り」といわれ、これから更に寒さが厳しくなる頃。小寒から節分までの三十日間のことを「寒の内」といいます。寒が明けると立春になります。

まだまだ空気は冷たく寒い時期ですが、春に向けて少しずつ動き出してゆきます。

この時期に発症しやすいのが、「凍瘡(とうそう):しもやけ)」です。
気温が5℃前後で、昼夜の気温差(10℃以上)が大きく、寒暖の差が激しい時期に発症しやすいといわれております。

今時しもやけなんて…と思う方もいるかもしれませんが、しもやけは血行障害が原因なので、現代でも冷え症の方に多くみられます。

体質により個人差があるようですが、女性や子ども、一般的には寒冷に弱い方や痩せ型の方などに多く発症し、動脈硬化のある方にもできやすいようです。

寒冷の程度、冷気にさらされている時間、皮膚表面の湿度、靴の種類、局所の圧迫などにより頻発の可能性が高くなります。

しもやけは、身体全体の血流の状態がとても影響します。末端冷え性は、東洋医学では冷えと瘀血が原因と考えます。

予防対策としては、足先の血行を悪くする様な爪先の狭い靴や、きつく締め付ける衣服はなるべく避け、食事ではビタミンE・ビタミンCを摂ると良いでしょう。
それでもしもやけになってしまった時には、お灸が効果的です。

お灸は患部に温熱刺激を与えることで血管が収縮・拡張し、局所の充血や貧血を調整し炎症を和らげます。しもやけは急激な気温の変化に血管の広がりがついていけずに発症するので、少しずつ温めることで、血管がゆっくりと広がっていきます。

全身の血液循環を促すよう、三陰交(さんいんこう:内くるぶしの中心から、指幅4本上がった場所)や、足三里(あしさんり:膝蓋骨の外側にある窪みから、指幅4本下がった場所)がオススメです。

また、経絡治療を続けていると、しもやけが発症しなくなることはよくあります。
「冬になると毎年のようにしもやけになっていたのに、鍼をするようになり、今年はならなかった」という話を聞くことが多いです。

経絡治療によって全身の血流が改善したことの、ひとつの目安でもあります。

最近来院されている20代の女性の例ですが、2年前からパニック障害になり、様々な症状に悩まされておられましたが、鍼灸によるメンタル治療で、かなりの改善が見られます。

先日のお話では、以前は36度以上あった体温が、パニック障害を発症してからは35度台に下がっていたそうです。しかし、治療を受けて調子が良くなってからは、また体温が36度台に戻ってきたとのことでした。

新型コロナへの対策も、詰まるところ私たちの免疫力を維持し、向上することが大事です。
経絡治療は免疫力に対して、大きな働きをしていると考えています。

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