秋の天気の移り変わりと養生(1)
2019/10/15
このたびの台風19号により被害を受けられました皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
しかし今の時期、もちろん昨今の異常気象も関係ありますが、秋の天気は変わりやすいことで有名ですね。
「女心と秋の空」などと言われるほど。
かと思えば、「秋晴れ」という言葉のように、気持ちのよい晴れた日が続くこともあります。
残暑から、秋雨や木枯らしが吹いてくるようになり、初霜、紅葉、そして初冬の寒さにつながります。
秋の天気はいろいろですね。
ちなみに「秋晴れ」とは、雲ひとつない晴天のことです。
秋晴れをもたらすのは秋の移動性高気圧で、日本上空を乾燥した空気で覆うため、空が一層澄んで見えます。
夏と比べると陽射しが弱まることもあり、清々しい心地がします。
秋雨前線が弱まって去っていく10月中旬以降は秋晴れの日がみられますが、あまり続きません。
秋は夏から冬への移り変わりの季節。移動性高気圧と低気圧が交互にやって来ます。
そこで天気は変わりやすく、晴れたり曇ったり雨になったりします。
秋の長雨は「湿邪」として、だるさや傷や関節の痛みを引き起こしやすくなります。
反対に、雨が少なく乾燥した日々が続くと「燥邪」となり、身体が乾き水が不足するため、肌の乾燥や発疹・蕁麻疹が出たり、肺がダメージを受けやすいため、せきや呼吸器の症状が目立つようになります。
少し話が長くなりそうなので、この続きは次回にもちこそうと思います。
※ 写真は院内のジグソーパズルです。 昨日、秋の装いに替えてみました。