シミ・肝斑(かんぱん)について
2019/06/27
暑さに蒸し暑さが加わってきました。やっと関西も梅雨入りですね。
さて、こう暑いと気になる(女性は特に気にされますよね)のが紫外線。
最近では男性用の日傘も売れているとかで、異状なまでの紫外線量と、見た目を気に掛ける男性が増えたことが、背景にあることと思います。
シミの一種、肝斑(かんぱん)ですが、ここ何年かで随分と聞き慣れた言葉になってきましたね。
肝斑:顔面に生ずる褐色の色素斑。
30歳以上の女性に圧倒的に多く、先行する炎症症状を伴わないシミを指します。
男性にも出来るもので、疲れると目や口の周りが濃くなりやすい。肝臓の表面の色に似ているところから、「肝斑」と呼ばれるようになったとか。
外傷性の肝斑は、日焼けによるお手入れ不足や、ステロイド剤・ニキビ跡などの要因です。
内因性の肝斑は、性ホルモンのバランスや、肝臓および副腎皮質の機能低下により、脳下垂体が刺激されることでメラニンの生産が多くなり発生すると考えられています。
シミの発生や悪化は、自律神経失調が関係しています。
環境的な精神的ストレスが続いたり、自律神経失調状態が続く場合、メラノサイト刺激ホルモンの分泌を促進させ、シミを濃くさせるのです。
経絡治療によって自律神経の乱れが整い、全身の血流が改善されてくると、肌の状態も良くなってゆきます。
先日も、当院に来られて1ヶ月ほどの患者様から「踵部分の肌のガサガサが無くなってきている」という、うれしいお話を聴かせていただきました。
踵の部分に直接の鍼灸治療はしていませんが、全身の皮膚の代謝が良くなってくると、このような事が起こります。
もちろん、シミのできている部分にも施術はしますが、経絡治療では肌に触れるだけの軽微な治療で効果が期待できるので、一般に行われている美容鍼のように、内出血や顔の充血のような心配はありません。