迷走神経、ナソ治療

先日は、なみはや支部の支部会でした。
(感染状況も落ち着き、先月に続き今月も支部会を開催することが出来ました。良かったです。)

私が最近読んだ本で、新たな自律神経の働き「ポリヴェーガル(poly-vagal)理論入門」について話をした際に、支部会に聴講で参加していた方が今ちょうど読んでいる最中でビックリしたと、嬉しい奇遇がありました。「ポリヴェーガル」とは「多重迷走神経」という意味ですが、この辺の話は改めてまたご紹介します。

自律神経のみだれやメンタルの諸症状は様々ですが、東洋医学的な見方をすると、その本質には気がスムーズに身体を巡っていないこと=「気滞(きたい)」にその原因があると考えます。

過度なストレスは気を滞らせ、気滞の状態になることで交感神経の働きが過剰になってしまいます。気滞で心身が限界まで到達すると、副交感神経から成る迷走神経が自然に高ぶります。生体の防御反応として迷走神経が働き、生じるわけです。

東洋はり医学会で行われている頚肩部に対するナソ治療の主治範囲と迷走神経の働きは、多くの部分で類似しています。
ナソ治療は、東洋はり医学会が独自に開発してきた頚肩部に対する治療法です。

肩こりなど頚肩腕部の症状は言うまでもなく、胃腸疾患、婦人科疾患、精神症状など幅広い症状に効果があります。リンパ液の循環を促し免疫力を向上させ、良い姿勢を作ることで、筋や神経系を良好な状態に保つ作用を担う重要な治療法です。

これはナソ治療によって、迷走神経の働きが活発になって多くの経絡の気血を整えることができるからなのですが、頚部交感神経節の興奮をナソ治療は鎮静する作用があると考えています。